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4年間の学びや取り組みの中から見いだした問題点や課題について研究~社会福祉学科卒業研究最終発表会~

2018年12月11日 社会福祉学科

12月1日(土曜)、社会福祉学科4年生「卒業研究」履修者23人が、卒業研究の最終発表を行い、それぞれのテーマで、それぞれの研究の成果を発表しました。

 

写真:卒業研究の発表会の様子。

 

「社会的養護の必要な児童の大学進学について考察し、入学試験制度や奨学金制度の問題点などを分析した研究」、「実習中での職員の発言から福祉事務所の課題や問題点を見いだし、行政の立場について言及した研究」、「交通事故被害者遺族の生活実態を調査し、その生活をサポートするネットワークについて考察した研究」、「中山間地域での住民の活動に参加し、その中で見いだした主体性の必要性について考察した研究」、「同じ中山間地域であっても地域によって住民の意識の違いがあることに着目した研究」や、「スクールソーシャルワーカーの実態について着目し、他機関との連携について分析した研究」、「若年性認知症者の就労について調査し、精神科病院や支援コーディネーターの役割や連携について考察した研究」、「台風等の豪雨時における要配慮者がなるべく早く安全に避難できる方法やネットワークづくりなどを分析した研究」、「障害者の就労をテーマに、農業分野での就労の可能性について着目した研究」など分野やテーマは多岐にわたり、それぞれが4年間取り組んできた活動を通じて、感じ取った課題や問題点についての発表・提案となりました。

 

写真:卒業研究の発表会の様子。発表する女子学生 写真:卒業研究の発表会の様子。発表する男子学生

 

写真:発表者に質問をする下級生 写真:発表者に質問をする社会福祉学科教員

 

この発表会には社会福祉学科4年生はもちろん、下級生である2・3年生、社会福祉学科教員や卒業生も出席し、それぞれの発表にたいし、質問や意見などが飛び交い、大変有意義な発表会となりました。

 

写真:発表者に質問をする社会福祉学科教員 写真:発表者に質問をする下級生

 

写真:卒業研究の発表会の様子。発表する女子学生 写真:卒業研究の発表会の様子。発表する女子学生

 

発表会の最後には、学科長より「どの研究もキーワードに『地域との連携』『地域を基盤とした支援』が含まれていました。みなさんが『住み慣れた地域で生活している市民にとっての最善の利益の追求』について普段から考えていることを強く感じました。

問題意識を持つことでテーマを絞り、関係する理論や制度、先行研究レビューを行い、仮設を設定し、調査や集計を実施し、考察や提言までたどりついたと思います。

 

写真:卒業研究の発表会の様子。

 

今日の発表でなされた考察や提言は、それぞれが自分なりに出したものではありますが、自分なりの考えを持つということはとても大切なことです。

分野や内容は様々ですが、苦労しながら進め、考察や提言ができたことは、卒業後に現場に立った時にきっと役にたちます。」と卒業研究の意義やそれぞれの研究の可能性について講評がありました。

また、「卒業研究」履修予定の3年生に対し、「先輩たちの頑張りは、発表を聞いて、ひしひしと感じたことと思います。研究というプロセスを一つ一つ踏んでいくことはとても大変なことです。自身の成長のために果敢に挑んでいってほしいと思います。」と伝えました。

 

写真:卒業研究の発表会の様子。発表者に質問をする下級生

 

写真:熱心に発表を聞く下級生や同級生 写真:熱心に発表を聞く卒業生 写真:熱心に発表を聞く下級生や同級生

 

「卒業研究」は、社会福祉学科では選択科目となっており、今年度の履修者は23人。社会福祉士の取得し、現場で専門職として勤務する上でも、さまざまな課題を発見し、問題提起、研究し、報告や発表する機会も増えている現状を加味し、年々履修する学生が増えています。

 

写真:卒業研究の発表会の様子。発表する男子学生 写真:卒業研究の発表会の様子。発表する女子学生

 

今回発表した4年生23人は、2月中旬に卒業研究を論文にまとめ、提出します。

また、「卒業研究」を履修していない4年生や複数の研究室は、「卒業研究」に加えて、それぞれの研究室ごとに取り組んでいる活動をまとめ、「ゼミ活動報告」として発表する機会を設けています。

 

写真:講評を伝える学科長

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