『みんなで はたらっこ!』を披露~社会福祉学科4年生が知的障がいのある人の一般就労促進ガイドブックについてプレゼン~
2018年11月28日 社会福祉学科
11月19日(月曜)、社会福祉学科の薬師寺研究室に所属する4年生8人が、津山国際ホテル(津山市山下)で開かれた一般社団法人津山青年会議所(理事長 北村暢宏氏)の11月例会で、知的障がいのある人の一般就労を促進するためのガイドブック「みんなではたらっこ!」の発表及び贈呈を行いました。
学生たちは、障がい者雇用の現実や課題、ガイドブック「みんなで はたらっこ!」の内容について発表しました。
津山青年会議所のメンバーはほとんどが美作全域の経営管理者であり、最近課題となっている障害者雇用の問題や今後の雇用についてご理解いただき、学生たちに貴重な時間を割いてくださいました。
ガイドブックに目を通しながら学生たちの発表を聞き、時折ペンを走らせ、熱心に聞いてくださいました。
薬師寺研究室は、『障がい者福祉』について専門的に学ぶ学生たちが所属しており、障がいのある人もない人もすべてのみなさんにとって、働きやすい環境づくりの一助になることを願って作成を始めました。
このガイドブックの作成にあたり、学生たちは実際、一般企業(小売業、製造業、教育・福祉、農業)の4つの業種で職場体験を行い、それぞれの業務内容を理解しました。
そして、企業が知的障がいのある人を雇用する際、配慮すべき点や指示の出し方等について、学生同士で検討を重ね、雇用につながりやすくなるよう、絵や写真・分かりやすい解説を入れるなど、工夫をしています。
また、様々な場面で活用してもらえるよう「障害者雇用に関する法律や・制度」から「働く上での身だしなみの伝え方」「主な相談支援機関等」なども掲載しています。
完成したガイドブックは数に限りはありますが、岡山県内の企業に配布する予定です。
冊子の作成をはじめとしたこの取り組みは、『平成30年度おかやま大学生人権啓発パートナーシップ推進補助事業』を活用しています。