来年度の『相談援助実習』を実りあるものにするために~大学社会福祉学科3年生が実習オリエンテーション~
2018年10月05日 社会福祉学科
美作大学は『食』と『子ども』と『福祉』の分野で地域を支える専門職業人を育成・養成しています。『福祉』分野では、地域住民の視点からその人の思いや暮らしに寄り添った支援が実践できる『社会福祉士(ソーシャルワーカー)』を養成し、数多くの卒業生が地域で活躍しています。
9月20日(木曜)・21日(金曜)、大学社会福祉学科3年生41人が来年度の実習に向けて、福祉現場の専門職から「実習に向けての心構えや留意点」、「来年度の実習に向けて授業などで学ぶべきこと」などの講義を聞きました。
社会福祉士養成にとって、4年生の8月中旬から9月中旬に実施する「相談援助実習(25日間)」はとても重要な位置づけにあり、本学社会福祉学科では3年生の体験実習(5日間)が終了直後のこの時期に事後指導もかねて、このオリエンテーションを実施しています。
話をしてくださったのは「社会福祉協議会(コミュニティソーシャルワーカー)」「病院(医療ソーシャルワーカー)」「障がい者施設(就業支援員)」「児童養護施設(児童し指導員)」「地域包括支援センター(社会福祉士)」と福祉の多分野にわたりました。
本学社会福祉学科を卒業した卒業生が実習指導者となっている場合も多く、話をしてくださった6人のうち5人は卒業生。社会福祉士として、後輩たちの実習に何かの役に立ちたいと多忙な日々の業務の中、駆けつけ、熱く語ってくれました。
また、社会福祉士の業務は、多職種連携や他機関連携は欠かすことのできないものとなっているため、「津山市こども保健部(行政)」の立場から保健師の業務内容・役割などをお話いただきました。
先輩たちは実習の内容だけでなく業務内容や自身のやりがいなどにも触れ、学生たちは来年度の実習、加えて卒業後の進路なども見据えてとても熱心に耳を傾けていました。
講演会終了後には先輩に質問するなど来年に向けていいスタートが切れたようです。
<お話くださった卒業生>
【地域福祉】
小林 奈緒さん
2014年度卒/総社南高出身
社会福祉協議会/地域福祉活動専門員
【医療福祉】
種中(旧姓:後藤) 千恵さん
2010年度卒/倉吉総合産業高出身
病院地域医療連携室/医療ソーシャルワーカー
【障がい者福祉】
安田 大輔さん
2010年度卒/大社高(松江医療福祉専門学校)出身
障がい者就業・生活支援センター/主任就業支援員
【高齢者福祉】
味野 有貴さん
2012年度卒/倉敷中央高出身
社会福祉協議会高齢者支援センター(地域包括支援センター)/社会福祉士
【児童福祉】
妹尾 美希さん
2014年度卒/岡山県美作高出身
地域小規模児童養護施設/児童指導員