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福祉『で』まちづくりをめざして~大学社会福祉学科3年が授業で情報紙の役割を学ぶ~

2018年07月27日 社会福祉学科

7月25日(水曜)、前期も終盤となり、どの授業もまとめの授業がされる中、社会福祉学科3年生の授業科目の「福祉のまちづくり基礎演習」で、自分たちの作成した地域情報紙(コミュニティペーパー)について発表し、授業を締めくくりました。

 

写真:グループに分かれて発表する。プレゼンを使用して発表するグループとそれを聞くグループ

 

この授業は「地域福祉の推進」の理念である「福祉『で』まちづくり」の基礎的な実践力を総合的に養う目的で、大学社会福祉学科3年生の開講されている科目です。

授業を通じて、地域づくりに地域情報紙が果たす役割を学び、福祉でまちづくりの実践のツールとしての情報紙を制作することにより、情報発信などのノウハウとともに地域の問題点や資源を発見し、地域振興について関心を高めることをねらいとしています。

 

シニア世代を活き活きと活動している人やソーシャルキャピタルを取材対象とすることをテーマとし、学生たちは授業前半で学んだ情報紙の役割や作成する意義などを考え、実際取材活動を行い、今日の情報紙完成を迎えました。

 

写真:出来上がったばかりの情報紙を折って製本するグループ

 

写真:一つのグループの発表の様子。3名で演台の前で発表する姿 写真:自分が書いた部分を熱心に説明する学生。アップ

 

写真:できあがった情報紙を見て、片方の班の発表を聞く学生。後ろ姿のアップ 写真:片方のグループの発表を聞いて質問する学生。アップ

 

 

履修者10名を2グループに分け、2紙を作成しました。それぞれのグループに分かれ、情報紙作成のコンセプトなどを実際完成した情報紙を見せながらの発表となりました。

完成したのは「えびす新聞」と「夕日新聞」の2紙。取材範囲は幅広く、津山市中心市街地にあるまちなかサロン再々や商店、田町の会社、津山観光センター、大学近くの店などまで、それぞれ地域で頑張っている穴場的な商店や人、輝いているシニア世代を取り上げて、地元の方が見ても行きたくなるような内容のものができていました。

自分たちのグループが注意した点などと照らしながら、他のグループの発表を熱心に聞き、質問なども飛び出していました。

 

写真:先生の講評を聞く学生たち。 写真:出来上がった情報紙を2つ手に講評を話す岸田先生

 

担当の非常勤講師の岸田かおる先生は、2紙の出来栄えと前期の感想を合わせて、「『エンジョイ シニアライフ』をテーマに、すべて自分たちで考え、遠方にも出かけたり、制作や編集に自主的に集まったり、本当にお疲れ様でした。レイアウトも写真も、アイディアがいっぱいで素晴らしいです。仲間と共に制作するのは思い通りにならないことも、苦労もあったでしょうが、『結果』がすべて。こうやって形になったら感動もひとしおでは? 取材を通じて地域の方からのすばらしい言葉もありましたね。授業はこれで終わりですがこの情報紙を地域に配ることで、地域からの反応がきっとありますよ。」と講評をされてました。

今後、この演習で学んでことを基本に、4年生開講科目の「福祉のまちづくり概論」を受講し、「地域福祉・地域づくり」についてより深く理解する流れとなっています。

 

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