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社会福祉学科

[社会福祉士養成課程]

ソーシャルワーカー(社会福祉士)にとって人権とは~大学社会福祉学科1年生他が長島愛生園を視察~

2018年07月23日社会福祉学科

7月11日(水曜)、大学社会福祉学科1年生44名、3年編入生5名、その他学生1名の計50名が国立療養所長島愛生園(岡山県瀬戸内市)で視察研修を実施しました。

 

写真:愛生園の前で全員で記念撮影。学生50名と引率のため同行した教員数名

 

「国立療養所長島愛生園」では、社会のハンセン病に対する偏見・差別はきびしい時代を経て、1996年(平成)「らい予防法」は廃止されましたが、現在でも約200人の入所者が療養生活をおくっています。年齢や今もある偏見・差別のためにほとんどの入所者の皆さんは、ここで生涯を過ごすことになります。

こういった歴史的な背景を抱える施設を視察することで、「ソーシャルワーカー(社会福祉士)」が直面する人権問題を肌で感じ、それぞれの思いを構築させたいと毎年1年生や編入生に実施しています。

学生たちは、隣接する長島愛生園歴史館をまず訪れ、展示された多くの資料を見て、「ハンセン病とそれを取り巻く諸問題」に触れ、その後利用者の方に講話をしていただきました。

 

写真:歴史館の中で資料を熱心に見て回る学生たち写真:歴史館内で展示資料や歴史について話を聞く。メモを取る学生写真:ジオラマで周辺の環境や島全体の様子を見る学生たち

 

お話をしていただいたのは、「人間回復の橋」として知られる「邑久長島大橋」架橋に大きく貢献された石田雅男さん(82歳)。 10歳の時に「ハンセン病」を発病、30代に治癒し、一旦施設を退所したが、後遺症で体調が悪くなり、再度療養所に戻られた経験などご自身が受けた壮絶な差別・偏見、家族や親せきに会うことすらままならないつらさなどをお話してくださいました。

 

写真:講話をしてくださった講師の先生と全員で記念撮影

 

写真:入所者の方から話を聞く学生。後ろから

 

今年はこの「人間回復の橋」が架かって30年になります。島を離れるときにこの大橋を歩いて渡り、視察で感じたことを踏みしめ、学生たちは帰路につきました。

 

視察を終えた学生は、「無関心でいることがさまざまな差別につながることがわかった。新聞やニュースに目を向けようと思った」と感想を述べ、「『人間回復』とはどういうことか、生きるとはどういうことか深く考える機会となった」と自分自身の生き様を振り返る学生もいました。

 

写真:邑久長島大橋を歩いて渡る学生たち

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