教育方針

学科長からのメッセージ

社会福祉学科は、人の暮らしをしっかりと考え、支援していくことのできる社会福祉の専門職の養成をめざしています。そのためには、日頃の授業での学びを基本としながら、さまざまな福祉現場での研修や地域づくりへの参加など、大学外での豊富な経験の機会をつくっています。このような体験とゼミ活動での議論や研究活動を通して、豊かな人間性と高い知識、援助技術を持った専門職としての成長を支援していきます。また、小規模であることのメリットを活かして、少人数での学びの機会や自主ゼミ等のきめ細かな支援を積極的に行い、より大きな成長の実現を図っていきます。

社会福祉学科学科長 小坂田 稔 教授

写真:社会福祉学科学科長 小坂田稔

教育目的・目標

少子・高齢化が急速に進むわが国において、安全・安心に暮らすことのできるまちづくりが強く求められています。そのような社会的要請に応え、誰もが住み慣れたまちや地域でのいきいきとした生活を実現するために諸課題の解決を目指し、地域社会づくりに貢献する社会福祉士の養成を目的としています。
この人材養成の目的を達成するために、次の4点を教育目標として掲げています。

  • 福祉の理念、専門的知識と技術、加えてまちや地域づくりの知見を養う。特に地域福祉の充実のため、生活援助の提案・実践力を養う。
  • 少人数教育により、専門分野の研修会参加や現場体験を重視し、社会福祉士として必要な現場対応力、実践力を養う。
  • 福祉分野の実務を支えるさまざまなICT(情報通信技術)活用能力の修得を重視し、ICTリテラシーの涵養を図る。
  • 社会福祉士として社会に貢献できるよう、地域社会や暮らしに対する強い関心や問題意識、目的意識、柔軟な思考力そして何よりも豊かな人間性の涵養に努める。

アドミッション・ポリシー

  • 福祉の視点に立って、暮らしの支援や地域づくりに貢献したい人
  • 社会福祉士として、人々の生活の質の向上に貢献したい人
  • ボランティア活動等による人との触れ合いなどを通して、積極的に自己研鑽できる人
  • 高校までの基礎的学力とコミュニケーション能力を身につけ、幅広い視点から物事を考える人

ディプロマ・ポリシー

社会福祉学科は、様々な社会福祉分野において、生活者の立場や地域住民の視点から、いきいきとした暮らしの実現に向け、以下の能力を身につけ、実践していくことのできる社会福祉専門職(ソーシャルワーカー)の養成を目的とし、学則に定める所定の単位を修めたものに卒業を認定し、学位を授与する。

  • ソーシャルワークに関する基礎的知識と専門的知識、さらにこれらに基づく社会福祉援助方法と社会福祉政策について理解している。
  • 個人や家族、地域社会における様々な生活課題・問題に深い関心と問題意識を持ち、その解決に向けて取り組む強い意欲と豊かな人間性を有している。
  • 人権尊重の価値と倫理に基づく社会福祉の援助観を理解し、福祉ニーズを有する人の立場に立ち、その想いや暮らしに寄り添いながら援助を組み立て、実践できる。

カリキュラム・ポリシー

社会福祉学科は、福祉サービス利用者や家族、地域住民のいきいきとした暮らしを支援できる社会福祉専門職(ソーシャルワーカー)としての専門力を養うために、以下の方針に基づいた教育課程を編成している。

  • 社会福祉に関する知識、技術、価値を体型的に学ぶための講義、演習、実習に関する科目を設置する。
  • 人格の形成と豊かな教養を身につけるために、人文科学、社会科学、自然科学の基礎に関する科目を設置する。
  • 地域社会やそこでの暮らしに強い関心を持ち、実際に地域づくりに取り組んでいくために、地域づくりに関する科目を設置する。
  • 情報機器を活用した社会福祉実践を可能とするために、ICT(情報通信技術)活用能力の修得に関する科目を設置する。
  • 演習および実習教育は少人数制を基本とし、きめ細やかな指導を行い、専門力を高めていく。
  • 身につけた専門的知識、技術、価値の統合化を行うために、卒業課題研究に関する科目を設置する。
  • 社会福祉士国家資格の取得に向けて、少人数制によるきめ細やかな支援を行う。

美作大学生活科学部のアドミッション・ポリシー、ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシーは、生活科学部概要ページをご参照ください。