特徴・特色

少子・高齢社会の進行や社会のあり方の変化に伴い、地域社会や暮らしのあり方は大きく変化し、子育てや介護、ひきこもり、経済的困窮など、さまざまな問題が生まれ、かつ深刻化しています。こうした問題に、あたたかな眼差しと高い専門知識・技術をもとに、まっすぐに向き合い、その人の思いや暮らしに寄り添いながら、いきいきとした暮らしの実現までしっかりと伴走していくことのできる社会福祉専門職の養成をめざします。さらに、新たな時代の社会福祉の方向は、「地域福祉」を主流にしたものになっています。このことを踏まえて、地域づくり、まちづくりについての知識を持ち、生活者の立場や地域住民の視点から“たとえどんなに重い病気や障がい、生活問題を抱えていても住み慣れた地域でいきいきと暮らしていける”援助方法を組み立て、実践をしていくことができる、新しい時代の社会福祉士の育成をめざします。

写真:社会福祉士養成課程の授業の様子

学科特徴

01高い合格率を実現する社会福祉士国家試験対策

社会福祉学科独自の優れたミマサカ方式で、試験対策を全面的にバックアップします。また、毎年秋には合宿を行って集中的にレベルアップを図ります。
第29回社会福祉士国家試験の現役合格率は、73.9%!(合格者34名/受験者46名)
また、全国の社会福祉士養成大学164校中第16位(全国国公立平均合格率66.1%)、中国四国・九州・沖縄の私立大学養成校では、24校中第1位です。(現役受験生10名以上の通信制を除く養成校(大学調べ))

写真:社会福祉士国家試験対策の授業の様子

02現場経験の豊富な教員による少人数講座

福祉の現場を実際に経験した先生によるリアルで実践的な授業を、少人数で詳しく学ぶことができます。

少人数講座の様子

03地域での積極的な体験の機会と情報を提供!

学会、講演会、研修会、ボランティアなど学外でのさまざまな福祉実践体験の機会を提供しています。

写真:地域での積極的な体験の機会と情報を提供している様子

Close Up

社会福祉学科の学ぶフィールドはこの社会すべてです!

01地域で活躍の美作福祉部隊リカイヒロメタインジャー

美作福祉部隊リカイヒロメタインジャーは「障がいがあってもえぇがん」をモットーに、地域における障がい者への理解と支援の輪を広めるために2006年の夏に薬師寺研究室で結成されたプロジェクトチームです。地域に出向き「障がい者」や「障がい」について楽しく理解できるように工夫した劇や、知的障がいや自閉症の疑似体験を用いて公演を行っています。公演はとても好評で、地元や県内外の小学校・中学校・高校や福祉フォーラム、各種研修会などから依頼がきて、年間約20回の公演を行っています。高知県四万十市では4日間かけて小学校や中学校をまわり、障がい者への理解を広めています。学年やゼミを超えて有志が集まり、これまでの隊員の延べ人数は100人を超えました。現在隊員は約50名、卒業生も応援に来てくれ交流を深めることもあります。新聞やテレビ、マンガにも取り上げられ、とうとうDVDにもなったリカヒロです。あなたもぜひ、隊員になりませんか!

写真:美作福祉部隊リカイヒロメタインジャーの活動の様子

02卒業後も交流を深める美作大学社会福祉学会

社会福祉学科では、卒業後も年1回学科卒業生・在学生が集い、研究・実践発表会「美作大学社会福祉学会」を開催しています。卒業生の勤務先によって、「社協分野」「包括分野」「高齢分野」「障がい分野」など分科会に分かれ、それぞれの福祉の現状などの情報交換を行います。
在学生は卒業生への質問を通し、社会人としての心構えや福祉に対する思いを学び、勉強への意欲を高め、卒業生は初心にかえり、自分や自分の仕事について見つめ直しさらにステップアップする機会となります。在学生・卒業生・教員の学科全体で福祉に対する意欲を向上しています。

写真;:美作大学社会福祉学会のセミナーの集合写真

03学内で地域貢献 Smile Company

障がい者福祉を学ぶゼミでは、障がい者施設で作っているパンやクッキー、小物などを定期的に学内で販売するSmile Companyを企画し、活動を始めました。障がいのある人が、自分たちで作った商品を売ることで、日頃の作業の成果を感じ、活動意欲の向上に繋がることを目的としています。また、学生の「障がい者への理解」も深めたいと考えています。

写真:地域貢献Smile Companyの活動の様子

04地域福祉の理解をめざして

地域福祉(地域づくり・まちづくり)の理解をめざして、市内の2つの地区で活動をしています。

写真:男性が笑顔で立っている

城東地区「じ・ば・子のお家」

津山市城東地区は江戸時代の城下町の町並みが残る地区で、少子高齢化が進んでいます。この城東地区で、地域の人々が中心となってさまざまなまちづくりや催しを行っていますが、その一つが「じ・ば・子」の文化祭です。この文化祭は、日頃交流の少ない地域の高齢者(じいちゃん・ばあちゃん)、小学生(子ども)、大学生が昔の遊びを通して三世代の交流を図るもので、本学からは、小坂田稔先生、堀川涼子先生を中心に社会福祉学科の学生が毎年参加しています。
平成25年には、それまで使ってきた町家、空き家を改修・清掃して常設の居場所を開設することになりました。これが「じ・ば・子のおうち」です。

じ・ば・子のお家Webサイトへ

写真:地域での積極的な体験の機械と情報を提供している様子

物見地区「ものみりょくプロジェクト」

社会福祉学科では中山間地域福祉のまちづくりをテーマとして、津山市北部(旧加茂町)の物見地区での地域づくり・まちづくりに関わっています。現地でのフィールドワークでは、町内会や消防団、行政、福祉団体と連携して調査し、作成した「世帯票」を各家庭に配布しながら、地域の住民と触れ合いを持つことができました。
これからも地域の課題解決や活性化に向けて、地域住民とともに取り組んでいきます。

 

ものみりょくプロジェクトfacebookページへ

写真:ものみりょくプロジェクトのポスターを案内する女性

美作大学流体験教育

地域に学び、地域とともに育つ「美作大学流体験教育」

福祉に関する視点や実践力を身につけるためには、授業や教科書から学ぶことはもちろん、体験を重ねることが重要です。そのために、さまざまな社会福祉学会や研修会、福祉活動の先進地への視察研修などに積極的に参加していきます。そして美作大学ならではの取り組みは、具体的にいくつかの地域を選び、地域の人たちとともに地域課題の解決や地域づくりの活動に具体的に取り組んでいくことです。大学以外にさまざまな体験の場をつくり、ここでの活動を通して成長を図っていく取り組みです。これが“地域に学び、地域とともに育つ”という「美作大学流教育」です。
学生たちは、この活動を通して、実践力のある専門職へと育っています。

写真:美作大学流体験教育の様子
地域の里親・里子を支援する「里親・里子支援サークル」

里親・里子支援サークルは、地域の里親・里子を支援するとともに、美作地区里親会に協力して里親制度の理解促進を図る活動を行っています。月に2回里子を預かり学生と一緒に活動する「ウキワクフレンド」では、里子の社会体験の場の提供、悩みの相談、里親が「ほっ」と息を抜くことができる場づくりに取り組んでいます。

 

写真:緑生い茂る森林を背景に里親・里子支援サークルのメンバーが並んでいる様子
居住して地域の人を支援「じ・ば・子のおうち支縁」

空き家の問題や、少子高齢化の問題を抱える津山市の城東地区に、地域の人たちとふれ合う交流拠点施設「じ・ば・子のおうち支縁」を整備しました。学生たちは、「支縁」に住みながら“城東地区住民”の一人として、高齢者への支援や地域活動に取り組んでいます。

写真:支縁の居間でお菓子を食べながら語り合う学生と地域の方
犯罪被害者の気持ちに寄り添った支援「犯罪被害者支援活動」

虐待や性犯罪、集団暴行、交通事故等による犯罪被害は全国で相次いで起きています。犯罪被害者支援のゼミでは、津山市を拠点に、演劇やちらしの配付などの活動を通じて犯罪被害者を支援するとともに、犯罪被害者等への支援が整うよう啓発活動をしています。また、被害者に寄り添った支援をするため、勉強会を開催したり、遺族の声を聞くシンポジウムへ参加したりして、犯罪被害者の気持ちを理解できるよう取り組んでいます。

写真:ガッツポーズなどの手振り身振りを交えながら、中学生に劇を披露する4名の女子学生
認知症カフェ「おあしすカフェ」

小坂田稔先生、堀川涼子先生の研究室と認知症の人と家族の会「おあしすの会」が、津山市の城東地区「じ・ば・子の茶の間」で、認知症の方やそのご家族を支援することを目的としたカフェ「おあしすカフェ」を開催しています。認知症の方やそのご家族が、地域の人や専門家と集い、悩みを語り合ったりアドバイスを受けることのできる場を作っています。

写真:食卓を囲んでご飯を食べながら語り合う学生と、認知症の方とその支援者
地域づくりの先進的な地域で地域創生について学ぶ「上山に学ぼ♪地域の輪」

美作市上山地区は、地域おこし協力隊や若者が多数移住しており、棚田再生だけでなく、若者と地元住民、さらに企業との協働による地域再生の実践的な取組みが注目されています。学生たちは、1年を通して上山に赴き、現地の人たちと交流することで、上山集楽をモデルにした地域づくりや地域創生について学びます。

写真:棚田と青空を背景に、学生と教員と地域の方がピースをしている様子

知的障がい者の学びの場を作る「きんちゃい みまさかれっじ」

知的障がい者を対象にしたオープンカレッジを開催しています。このオープンカレッジでは、講義、グループワーク、体操など様々な体験を実施しています。

写真:多目的ホールで護身術の授業が行われている様子。円になってお手本を見る参加者と学生。
医療・福祉カフェの企画運営をする「みんくるカフェ津山」

地域の方と医療・福祉関係従事者が、医療や健康について自由に話し合う「みんくるカフェ」を、武田英樹先生のゼミと津山ファミリークリニックが共同で開催しています。

写真:みんくるカフェの会場で「M」のポーズを手で作る、学生と教員と参加者
島で地域福祉実践「Manabe(学べ)島プロジェクト」

海の中山間地と呼ばれる離島(笠岡諸島)を定期的に訪れ、年に1回の親子交流キャンプや多世代間交流行事を企画・実施して、島っ子・島人の絆を強めるお手伝いをしています。また、島の子育てに関する調査を行ったり、島のまち作り協議会の活動に参加・協力しています。

写真:海で、ボールを使って遊んだり、浮き輪を使って泳いだりする学生と笠岡諸島の子どもたち