特徴・特色

幼児教育学科は、児童憲章の精神に基づき、子どもたちの幸せを支援する専門的な人材の養成をめざしています。近年、少子化の進行や待機児童問題、子育ての孤立感や負担感の増加など、子どもを取り巻く環境や、子育ての環境も大きく変容し、子ども・子育てをめぐるさまざまな問題が生じています。
国ではこのような現状と課題に対して、「質の高い幼児期の教育や保育の総合的な提供」や「待機児童の解消や地域の保育を支援することによる、保育の量的拡大と確保」、さらに「地域の子ども・子育て支援の充実」を掲げ、認定こども園制度の改善など、具体的な施策が始まっています。
このように変化の著しい時代だからこそ、子どもの心と体、そして人権を大切にし、一人ひとりの子どもの幸せを支援することができる、幼児教育のスペシャリストが求められています。
幼児教育学科では、「幼保連携型認定こども園」の創設など、これからの社会のニーズに対応するためにも、すべての学生が保育士資格と幼稚園教諭免許の両方を取得できるようにサポートするとともに、附属幼稚園などでの体験的な学びを通して、実践力の高い保育者を養成します。

写真:楽器の演奏をする女性たち

学科特徴

01演習や実技科目に重点をおいた実践的なカリキュラム

現場ですぐに役立つ知識や実践技術が満載なので、就職してからも安心です。

写真:手作りの判子をおしてみた紙

02さまざまな保育ニーズを視野に入れた学習の充実

子育て支援や一人ひとりの子どもへの対応など多様な支援に取り組める人材養成。

写真:子供が絵本を読んでいる様子

03OB・OGのネットワークにより安定的な就職先を確保

幼児教育学科は創設から50年以上が経過している本学最古の学科です。卒業生は園長先生や実習指導者といった立場にいる人も多く、そうした人たちからの情報は“生きた情報”であり、学生にとって非常に価値のある貴重な情報を得ることができています。詳しくは、就職・進路ページをご覧ください。

写真:授業の様子

Close Up

01資格・就職サポート

時代のニーズに応じた保育士養成を実現!認定こども園対応のカリキュラム編成

近年、幼保連携型認定こども園が増え、こども園に就職する学生が増えています。
こども園に就職するにあたり、幼稚園教諭と保育士の2つの免許を取得し卒業できるよう、個別面談やセミナーを通じて、一人ひとりの学びをサポートしています。また、こども園での保育に対応できるよう、こども園での保育を考慮した授業をさまざまな授業の中に取り入れています。

写真:授業の様子
少人数制を活かした2年次セミナーの実施

幼児教育学科では、1年次セミナーを引き継ぎ、2年生でも少人数のセミナー形式で授業を行います。資格取得の相談や授業内容のことだけでなく就職活動のアドバイスなど、セミナーの時間にきめ細かい指導が受けられます。

写真:授業の様子

02実践力の養成

美作大学附属幼稚園を活用した実践的な学び

附属幼稚園が併設されていることの強みを最大限に活かし、リアルな現場を体験し続けることができます。幼児教育学科では、正規の授業である実習だけでなく、誕生日会や運動会、クリスマス会などさまざまなイベント時にも附属幼稚園に赴き、演劇や幼稚園の先生の補助を行い実践力を身につけています。

写真:子どもたちの前でケーキのイラストを見せている様子
実践力養成講座

幼児教育学科では、日頃の授業の中でも実践力を身につけることができますが、さらなるスキルアップをめざして、外部講師を招いて1、2年生全員が実技指導を受けたり、講演を聴いたりする機会を設けています。この講座では、子どもたちと円滑なコミュニケーションを図るための方法など、実習や就職してから役に立つ具体的な保育技術の習得ができます。

写真:学生たちの前で講演する講師
美作大学子育てカレッジ「めばえ」

これからの保育者は、子どもだけでなく、子育てをする親を支援する「子育て支援」の力も要求されます。2020年度には3歳未満児を対象にした「親子で運動遊び」から2歳未満児を対象にした「めばえ」に改編しました。層を絞ることでより効果的な活動をめざしています。
その中で学生は、親子交流会に参加したり、子育て支援のボランティア活動に参加したりして、子育て支援のあり方を、体験を通して学ぶことができます

写真:子どもと遊ぶ2人の学生の様子

03専門的意識の向上

保育者としての誓いを立てる

幼稚園や保育所、施設での実習をすべて終えた2年生、これから実習に向かう1年生、そんな幼児教育学科の全学生が、クリスマスを前に保育者としての誓いや夢を新たにし、イルミネーション点灯式を行います。学生たちは、本館前に飾られた巨大ツリーの前で、保育者としての誓いの言葉を述べ、幼児教育学科の学生として自覚と誇りを高めます。

<2019年度の様子> <2018年度の様子>

写真:集合した学生たちの前で先制する2人の学生