学科トピックス
今年も、将来の進路を具体的に考えるためのキャリア講義を実施しました。
これは同学園である岡山県美作高校と美作大学の連携を活用して、スムーズな高大接続を図るため美作高校美作大学コースに通う2・3年生が週2日(水曜・木曜)に美作大学のキャンパス内に設置された教室に通学するという取り組みです。
2016年度の3年生を皮切りにスタートし、今年で10年目となりました。
5月27日(水曜)は、2年生・3年生それぞれを対象に、分野ごとの専門性に触れる学びの機会となりました。
■2年生:実験から広がる「食」と「科学」の仕事

2年生は、食物学科の渡邉理江先生による講義を受講しました。
理化学実験室では、紫キャベツに含まれるアントシアニンを使ってリトマス試験紙を作成。完成した試験紙で重曹やレモン汁を使って、色の変化を観察しました。

この実験は、食品の成分や性質を科学的に理解する基礎につながるものです。
食品開発や品質管理、栄養指導といった「食」に関わる仕事では、こうした知識や視点が重要になります。今回の体験を通して、日常の中にある“食”がどのように専門職へと結びついていくのかを実感する機会となりました。
■3年生:復習から一歩先へ、より具体的な職業理解へ

3年生は、2年次にも受講した内容を振り返るところからスタートし、社会福祉学科の教員3名によるリレー形式の講義で、より具体的にそれぞれの職種について学びました。

講義ではまず、福祉の専門職が「人に直接手を触れて支援する仕事」と「直接手を触れないけども、心に触れながら、制度や環境を調整するなどの相談援助で支える仕事」に大きく分けられるという視点が示されました。そこから各分野ごとに、どのような困りごとに向き合い、どのように相談を受け、どんな支援を行うのか、さらに他の専門機関とどのように連携していくのかについて、具体的な事例を交えて紹介されました。
今回の職業テーマは3つです。
・医療福祉(新谷芳子先生)
・教師(岡田美佳子先生)
・児童福祉(松尾彰先生)

社会にはどのような問題がありそれにどのように関わっていくのかという視点や、実際の現場のリアルな状況についても触れられ、学生たちは福祉の仕事をより立体的に捉えることができた様子でした。
講義を通して見えてきたのは、人と社会の間に立ち、多様な課題に対して関わりながら支援を行うソーシャルワーカーの姿です。複数の教員の話から、多角的に福祉の仕事を理解する機会となりました。
次週は行政(公務員)・地域福祉・障害児/障害者福祉の分野について学ぶ予定です。
多様な進路の選択肢に触れることで、「自分がどの道に進みたいのか」を考えるきっかけになったのではないでしょうか。
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