幼児教育学科

短大 幼児教育学科では、普段の授業で培った知識や技術のさらなる向上を目指し、毎年1回、外部講師を招き、1・2年生全員が実技指導や講義を受ける「実践力養成講座」を実施しています。

今年度は「ねこのピート」「えがないえほん」などの絵本の翻訳家でもあり、ミュージシャンでもあり、そしてマジシャンでもある大友剛氏を講師に迎え、10月15日（金曜）に『マジックと音楽と絵本のセミナー ～こどもの世界を彩る3つの魔法～』と題し、オンライン形式の講義が行われました。

はじめにマジックを多く見せてくださいました。画面越しでしたが華麗なマジックに学生たちは感嘆の声を上げていました。「マジックは子どもたちが大好きです。実習等でぜひ子どもたちの前でやってみてください」と簡単なマジックも教えてくださいました。

そして音楽は鍵盤ハーモニカで、すてきな演奏を聴かせてくださいました。「鍵盤ハーモニカは鍵盤楽器の入門として幼稚園・小学校のカリキュラムに組み込まれている楽器ですが、子どもたちからの人気があまりありません。この楽器のいろいろな可能性を聴かせてあげることで子どもたちが音楽を楽しむ意欲が変わってきます。」と教えていただきました。

また、ベートーベンの「運命」の曲にのせた手遊びも教えていただき、学生と一緒に楽しみました。

最後は絵本です。大友氏が翻訳された絵本をはじめ、数冊の絵本の読み聞かせしていただきました。「ねこのピート」は歌を歌いながら楽しめる絵本で、翻訳した大友氏の歌声と語りで聞ける贅沢な時間でした。物語も前向きな気持ちになる楽しい絵本でした。

講義後は学生から「海外と日本の保育の違いを教えてください」など数々の質問があり、大友氏は時間いっぱいまでひとつひとつの質問に丁寧に答えてくださいました。

学生たちはそれぞれ、2年生は11月から、1年生は来年2月にそれぞれ保育所実習を控えています。この日学んだ多くの知識や手法を今後の実習等に活かしてくれることを期待します。