学科トピックス
短大 幼児教育学科 地域子育て支援拠点事業の実際を学ぶ~延原裕子先生より
2021年08月10日 幼児教育学科
7月20日(火曜)幼児教育学科2年生が子ども家庭支援の心理学の授業で、津山市社会福祉協議会 地域福祉課の延原裕子先生から地域の子育て家庭への支援の実際について学びました。
延原先生は、地域子育て支援拠点である親子ひろば「すくすく」において、保育士として勤務されておられます。
親子ひろば「すくすく」は、0歳から3歳の子どもとその保護者を優先とした広場です。
家庭で子育てしている方の孤立を防ぎ、子育ての不安や負担を軽減できるように、保護者と子どもが気軽に多くの方と交流を持ち、情報交換や不安や悩みを相談できる場となっています。
講義では、はじめに、親子ひろば「すくすく」の4つの基本事業の紹介をしていただきました。その事業の中の「おはなしタイム」については、ベビーマッサージや栄養士さんからのお話などの様子を、活動している写真とともにわかりやすく紹介いただきました。
その他にも、子育て情報配信サービス「ミニまぐ」の紹介、「親向け講座」など、具体的なお話がありました。
そして、すくすくで使用している先生方の手作りのおもちゃをたくさん見せていただきました。たくさんのおもちゃに囲まれ、リラックスして楽しめる雰囲気である場が伝わってきました。
実習や子どもの保育に活かすことだけでなく、子育て支援における手作りのおもちゃの役割について、考えるきっかけとなりました。
メモととりながら真剣に聞いていた学生からは、最後にたくさんの質問が出され、延原先生もひとつひとつに丁寧に答えていかれました。
学生からは、『たくさんの廃材を活用した手作りおもちゃを紹介していただき、子どもの育ちを支えるための保護者支援について具体的に学ぶことができたので、保育の現場に活かしていきたいです。』『親子ひろば「すくすく」は、子育て中の保護者が情報交換でき、人と関わることが財産となり、子育ての不安を少しでも軽減できる場の一つになっていることがわかりました。今の現代社会において、そういった子育てを支える場所や、共にしたり支えたり繋いだりするスタッフの存在がとても重要だと改めて知ることができました。』といった感想がありました。
この講義を通じて、子育て中の家族や家族関係、地域社会の変化について理解し、地域の子育て支援の社会資源や関係機関について、具体的な学びを深めることができました。