学科トピックス
短大幼児教育学科1年生、初実習に向け人材育成コンサルタントより“マナーと心もち”を学ぶ
2022年07月12日 幼児教育学科
6月15日(水曜),22日(水曜)の2日間にわたり、短大幼児教育学科1年生の「実習指導」の授業に、人材育成コンサルタントの佐野佐知子先生を講師にお招きし、「保育者をめざす学生のマナーと心もち」をテーマにご講義いただきました。
佐野先生は、株式会社天満屋の人材開発担当者として、ビジネスマナーをはじめ、リーダー研修等の人材育成に長年にわたり携わってこられ、現在は県内外の行政や企業、医療、福祉分野において、接遇研修指導を行っておられます。
この講義は、保育者を目指すにあたって必要な、基本的な知識・技能だけでなく、職業人としての振る舞いやマナー等を学び、身に付けることを目的とし行われました
。
佐野先生はまず始めに、「“マナー”を身に付けるという事は、普段の生活でも活かされることでもあり、自分の財産になります。相手を尊重する気持ちがあったとしても、形にして伝えることは難しく、尊重する気持ちと表現する身のこなしがあってこそ相手に伝わるのです」と話されました。
講義では、マナーの効果や役割、第一印象に関すること、表情の作りかたやおじぎの仕方や物の受け渡しかたなどを教えていただいた後、実際に学生たちがその方法を体験してみました。
また、挨拶や言葉使いに関するマナーでは、相手や状況に応じて伝えるテクニックとして「赤・黄・緑」のカラーをイメージした、挨拶の仕方を教えていただきました。
元気のよい赤のイメージの「はい!」、緑のイメージで落ち着いた調子での「はい」など、学生たちは色をイメージしながら練習をしていました。
その他、敬語の使い方や電話対応の仕方なども、具体的に教えていただきました。
最後に学生たちへ、「心を形にして伝えることはどんな時でも一生必要なことです。今後磨きをかけて自分の財産にして役立ててもらえたらと思います。みなさんが保育者として活躍されることを願っています」とエールを送っていただきました。
質疑応答の時間では学生が活発に質問を投げかけ、佐野先生はひとつひとつに丁寧に答えてくださいました。
- 参加した学生の感想
「これから臨む保育ボランティアや学外実習にはとても不安や緊張があります。身だしなみを整えることで人からの信頼感を得ることができることや、初対面での挨拶でその人の印象が約9割決まることを佐野先生に教えていただいたので、第一印象から良くなるように、外見・態度・挨拶・言葉遣いには気を付けていきたいと思いました」
「佐野先生のお話を聞いて、一つ一つの行動が印象につながるということが心に残りました。特に物の扱い方や渡し方だけで、物の価値が変わってくることに驚きました。これからは、物にも心を添えて、片手でなく両手で渡すように心掛けたいです。また、心がけなくても当たり前にできるようにしっかりと身に付けていきたいと思いました」