学科トピックス
短大幼児教育学科2年、美作大学附属幼稚園や本学内で実習スタート
2022年06月07日 幼児教育学科
短大幼児教育学科2年生が実習シーズンに入りました。
5月19日(木曜)、20日(金曜)に、短大幼児教育学科の2年生が美作大学附属幼稚園で観察・参加実習、本学内にて学内実習を行いました。
2年次は、1年次の教養・基礎教育科目や保育の専門教育科目を踏まえて、より専門的で実践的な科目を学びます。
全国的にコロナ感染状況が落ち着きませんが、可能な限り学生たちの修学環境を整えたいと附属幼稚園と協力をしながら、学生の健康管理や感染対策を十分に講じたうえで、観察実習を実施することとなりました。
この実習では、幼児の発達理解や保育技術を習得し、実践的な教育や支援ができる能力を身に付け、保育者としてふさわしい態度を養うことを目指します。
今年度は、一度に集まる人数をなるべく抑えるために、附属幼稚園と本学内の2か所で、2日間にわたって交互に実習を実施しました。
附属幼稚園では、幼稚園の一日の流れをつかみ、子どもの姿と教師の援助や配慮の観察から学びました。学生たちにとって初めての現場実習だったこともあり、最初は緊張で堅い表情でしたが、園生活を送る子どもたちを見ると、だんだんと笑顔がみられ、随所で子どもたちの行動を観察し、真剣にメモを取っていました。
また、子どもの発達段階や興味・関心に応じたパネルシアター、エプロンシアターなどを実践する機会や、各クラスの教師と反省会の機会も頂きました。
学内実習では、学生同士で模擬保育(朝の会・集団遊び・製作・給食・読み聞かせ・帰りの会など)を実施しました。こちらでは、教師役と子ども役、評価役に分かれ、側双方の視点を経験しました。
最後に学生同士感想を述べ合い、本実習同様量と質の実習ノートを仕上げ、6月6日から始まる本実習へ向けて各自の意気込みと各自の課題を明確にしました。
- 学生の感想
「昨年参加したボランティア実習時と比べ、今回の2日間では、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(10の姿)や資質・能力などについて子どもの姿を具体的に考えながら、エピソード記録や観察記録をとることができました。保育者としての力がついてきたと実感し、自身の成長を感じる2日間でした。」
「附属幼稚園での観察実習は、6月の本実習時に自身も実践してみたい保育内容が多々あり、自分の中にしっかりと落とし込めた部分がありました。観察実習の内容を模擬保育で実際に真似て実践している仲間が多く存在していたので、深く観察するということは、自分の実践にとって大事な第一歩であり、実践後にまた新しい課題に出会い、考え直す経験へ繋がることを経験できました。」