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「それぞれの生き方」を尊重できる人材を~短大幼児教育学科キャリア形成支援~

2018年06月18日 幼児教育学科

6月8日(金曜)に、短期大学部幼児教育学科の1年生87名が「保育者を志す学生の意識や資質と力量の向上」を図るため、「それぞれの生き方」と題してキャリアデザイン支援の講演を受講しました。

 

講師の谷本昭彦氏は岡山県内の男性保育士第1号で、現在江西桜こども園(岡山県岡山市瀬戸町)で園長をされておられます。

写真:講演を聞く学生と熱心に話をしている講師

谷本氏はご自身の経歴や保育士としての経験を紹介され、「子どもたちや保育士の職場環境は『男性だから〇〇すべきだ』という考えではなく、男性も女性も同じ一人の人間として子どもたちに向き合い、子どもたちができなかったことができるようになる時間(プロセス)を共に過ごし、子どもたちの成長を感じていくこと」など、保育現場で学んでこられたことを丁寧にお話くださいました。

また、「子どもが成長するのは時間がかかる、子どもは愛されることが仕事である、保護者には直接現場の内容や価値を十分に伝え、安心してもらうことが重要だ」という、保育士の役割についても保育者を目指す学生に伝えていただきました。

 

写真:講師の谷本氏  写真:メモを取りながら、熱心に聞き入る学生たち

 

本学短大幼児教育学科では、保育所・施設・幼稚園の3実習の担当者が協働で実習指導を実施しており、「価値・倫理」をテーマに授業を展開しています。

講演を聞いた学生からは、「子どものやりたい気持ちを大切にして、関わる(援助する)ことが大切。そのためには価値観を押しつけずにゆっくり一人一人の子どもに寄り添って成長を見守ることができる人になりたいと思いました」「将来男性保育士さんと一緒に仕事をする機会があれば、全ての力仕事を任せるのではなく、一緒にするようにしたいと思いました」「他の職員の方とうまくやれるかとても不安でしたが『人はかわり、自分もかわる』という言葉を聞いて、少しだけ自信が持てました」といった感想が聞かれました。

 

最後に谷本氏より、「今を大切にていねいに生きてください」と学生にエールが送られ、子どもと保育者が共に豊かな時を生きる保育新時代に向けた講演が終了しました。

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