学科トピックス
【専攻科】幼児教育学科対象にオリエンテーションを実施
2022年01月14日 専攻科介護福祉専攻
幼児教育学科向け 専攻科オリエンテーション
2021年12月22日(水曜)美作大学短期大学部 専攻科が、短大 幼児教育学科1年生を対象とした専攻科オリエンテーションを行いました。
はじめに須江学科長から「専攻科とは保育士資格を取得した人は1年間で介護福祉士国家試験受験資格を取得できるところです。」と話され、介護福祉士の仕事内容の説明がありました。「福祉の仕事は一人ひとりの暮らしを支える仕事です。」と福祉の仕事にやりがいについてお話され、普段の専攻科の授業の様子や卒業後の就職先についての説明もありました。「3年間でダブルライセンスを取得できるのは、中四国では唯一、専攻科のある美作大学短期大学部だけです。資格取得を目指す方はもちろんのこと、保育士資格を持つ上に介護も学ぶと多様な子どもに対応できる保育士を目指すこともできます。」と話されました。
次に㈲オールフォーワン代表取締役 石井英寿氏がリモートで共生ケアについてお話してくだいました。石井氏は千葉県の住宅街の民家で縦割りの社会ではなく、赤ちゃんからお年寄りまで安心して過ごせる居場所つくりを目指し、2006年に「宅老所いしいさん家」を開所。その後「宅老幼所みのみのいしいさん家」など、地域のニーズにこたえて次々に施設を開所し運営されています。
石井氏が運営されている「いしいさん家」で子どもから高齢者までが過ごす様子を写真や動画とともに見せていただきました。コロナ禍でお見舞いに行けない家族から依頼を受け、病院から「いしいさん家」へ来られたおばあさんの話や子連れ出勤されている職員さんの話など多岐にわたり共生ケア施設の全体がよくわかるお話でした。「老い、人生、人間、生、障がい、生活など、そういったものの中に介護はあります。始めに須江学科長が言われたように介護は一人ひとりの暮らし全体を支える仕事で、とてもやりがいのある仕事です。」「共生ケアで大切なことは、みんな同じ人間であるということを受け取り、いろいろな行動を許し、認めあい、一緒に笑えることです。」などと、ご自身の介護に対する思いを学生にお話くださいました。
最後に専攻科の学生たちから、幼児教育学科の学生たちへメッセージが贈られました。
- 池田祥子さん(岡山県立真庭高校 落合校地出身)
「現在、介護福祉士の国家試験合格という大きな目標に向かって勉強しているのですが、今までは目標設定がない中での勉強しかしたことがなかったので、今はすごくやりがいを持って取り組んでいます。そして、施設実習も自分の受け持ちの方と一緒に関われる時間が長く、深く交流できたので、とても楽しかったです。」
- 古川莉央さん(岡山県立真庭高校 落合校地出身)
「私は幼児教育学科に入学した時から、専攻科に進んで、ダブルライセンスを取ろうと決めていました。施設実習でも自分の担当の方と接する時間が長いのでとても親しくなれ、一人ひとりに合う支援の大切さを学ぶことができました。そして、専攻科は少人数クラスなので、わからないところは先生にすぐに聞けるし、手厚い授業が受けられます。」
- 植月沙耶香さん(岡山県林野高校出身)
「私は自分の祖父母の介護体験があり、資格を取り、家族の介護に活かしたいと思い、専攻科に進みました。実習では学ぶことが多くあり、言葉が言えない子どもが何を言いたいのかわかることがあったり、相手の気持ちを察することができるようになったと思います。幼児教育学科の2年間というのはあっという間です。悔いのないよう焦らず、一つひとつしっかり取り組んでいってください。」
専攻科に進学したみなさんは、介護福祉を専門とし、大変な仕事ではありますが、その中にある多くの魅力を感じ取っています。それを後輩たちに伝えようと一生懸命話してくれました。
専攻科のみなさんの今後の活躍に期待しています。