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専攻科介護福祉専攻~演劇を通じてのコミュニケーションを菅原先生から学ぶ

2021年07月30日 専攻科介護福祉専攻

7月23日(金曜)短大 専攻科の学生たちが「コミュニケーション技術Ⅰ」の授業で本学 非常勤講師の菅原直樹先生から演劇を通じてのコミュニケーション技術を学びました。

 

菅原先生の授業の様子

 

菅原直樹先生は、2010年より特別養護老人ホームの介護職員として勤務されていました。2014年に劇団『OiBokkeShi』を岡山県和気町にて設立後、現在は奈義町に移住し演劇活動を行っています。並行して、認知症ケアに演劇的手法を活用した「老いと演劇のワークショップ」を全国各地で展開されています。高齢社会の課題を演劇というユニークな切り口でアプローチするその活動は、演劇、介護のジャンルを越え、近年多方面から注目を集めています。

授業の前半は座学で介護福祉職のチームコミュニケーションについて学びました。チームで介護を行う上での目標や方針が統一された一貫性のあるチーム介護に向けて、介護福祉士間のコミュニケーションを確実にするよう、報告・連絡・相談の重要性や記録の技術などを教えていただきました。

 

菅原先生の授業の様子菅原先生の授業の様子

 

後半は認知症の当事者とそのご主人も参加してくださり、グループミーティングをしました。そして、コミュニケーション技術の一つとして、一人一筆で回し描きして、絵を完成させるゲームもしました。最後には想像していない作品ができあがり、楽しく盛り上がりました。

そして、認知症の当事者とそのご主人も一緒に集団創作劇も行いました。「行きたいところに行こうとする人たち、そこで出会う人たちの物語」という大まかな流れと配役を決定し、観客を巻きこむ即興劇をしました。

 

菅原先生の授業の様子菅原先生の授業の様子

 

学生たちからは「なんでもありの内容で、認知症の方の思いがけないセリフを受け入れて、新しく物語をみんなで展開することができて、とても楽しかった。」「認知症の方に劇の内容を伝える時にうまく伝えられなかったが、〇〇さんが楽しんでくれている様子だったので良かったです。」「素敵なご夫婦と劇ができて、とても楽しかった。お二人の仲の良さが伝わってきました。」「〇〇さんが『間違ってもいいのよ』とずっと声をかけてくれていました。認知症の方の介護をしているけど、自分も介護されていました。」などの感想が出て、振り返りの時間も充実したものとなりました。

 

菅原先生の授業の様子

 

 

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