学科トピックス
専攻科「障害当事者から福祉を学ぶ学生へ」を受講
2020年07月17日 専攻科介護福祉専攻
2020年7月9日(木曜)専攻科介護福祉専攻の学生11名が障害者支援施設みすず荘(岡山県津山市)職員の竹内正樹氏からの講話を聞きました。竹内さんは社会福祉士、精神保健福祉士の資格を持ち、現在は認定社会福祉士の資格取得に挑戦中です。
竹内さんは、幼児から高校卒業までは施設や病院で支援を受ける側として、現在は施設職員として実習生を受け入れる立場として、様々な視点から学生へメッセージを下さいました。なかでも、学生の自己紹介の中で次の人を指名するときにいつもと違う呼び方で指名し、学生たちはその時に感じる違和感などの感想を述べました。そして「支援対象者の呼び方ひとつから考えてほしい。関係性ができている、できていないで呼び方も変わる。支援の対象者をきちんと理解しようとする気持ち、対象者へ自分の経験をもとに丁寧に説明することを大切にしてほしい。」と話され、学生たちも熱心に耳を傾けていました。
最後に竹内氏の愛車の中を見せてくださり、運転の仕方や車椅子の収納方法などを教えてくださり、学生たちはその仕組に驚きの声を上げていました。
講演を聴いた学生は、
「思い込みや決めつけで判断せず相手を理解し対等に関わることが大切だと感じました。当事者の話を聞ける機会はあまりないのでとても良い経験になりました」
「介助者の意見ではなく本人の意見が一番大切で、一人ひとりの思いを障がいのあるないにかかわらず、耳を傾けられる人になろうと思いました。」
「目に見えてわかる障がいや目に見えない障がいなど形は様々だけど、心の声に寄り添えるように周りを見て行動しようと思います」
などの感想を述べました。