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「はるそら」と専攻科介護福祉専攻の定期交流会~若年性認知症を知る

2022年07月19日 専攻科介護福祉専攻

専攻科介護福祉専攻の学生が若年性認知症グループ「はるそら」の方々と交流会を行いました。

 

『はるそら』は、岡山県で認知症・若年性認知症のご本人やご家族、専門職その他さまざまな人が集い語り合い、一歩を踏み出すための作戦会議ができる気軽な居場所を作ることを目的に活動されている団体です。代表の多田美佳氏がご自身の経験から必要性を感じ、2019年4月に設立されました。

 

多田氏は本学の非常勤講師を務められており、若年性認知症の当事者の実情や、家族の思いを学生たちに知ってもらうため昨年に引き続き交流会を開催しました。

 

活動の様子

 

レクリエーションの時間には、学生たちがはるそらの方々と共に楽しめるよう練習したハンドベルやマジックを披露しました。また、チームに分かれて玉入れ勝負をするなど大いに盛り上がりました。

 

  活動の様子

 

その後、グループに分かれてフリートークをしました。趣味や出身地の話など話題は尽きず、あっという間に思うほど楽しい時間を過ごしました。

 

  活動の様子

 

最後に学生からはるそらの皆様へ、「短い時間ではありましたが、私たち学生にとって普段の授業では味わえない貴重な経験となりました。この経験をこれからの授業や長期実習に向けて活かせるよう頑張りたいと思います。はるそらさんと専攻科のこのご縁を大切に、来年も交流の場がありましたらその時はよろしくお願いいたします。」と感謝の言葉が贈られました。

 

 

  • 学生の感想

「見た目では認知症だとわからない方もいました。若年性認知症は目に見えないからこそ当人にとって困ることがたくさんあるので、周りの人がもっと理解することが大切だと思いました。」

 

「ハンドベルを披露した際、思っていた以上にはるそらの皆様が歌ったり盛り上がったりしてくださってとてもうれしかったです。」

 

  • 参加された介護者の方の感想

「町で買い物をしていても,夫は興味があると初対面の人でも手や髪の毛に突然触れたりします。でも若い方が認知症であることを理解して親切に接してくださると、夫も穏やかで,私もホッとします。そういう若い人が増えるよう,専攻科の学生さんのように,若い人に介護の勉強をして欲しいと思います。」

 


若年性認知症とは、従来から言われてきた40歳から64歳に発症した初老期認知症に、18歳から39歳までに発症した若年期認知症を加えた認知症の総称です。

若年性認知症という独立した病気があるわけでなく、発症年齢で区分した概念であるため、認知症を引き起こしている原因はさまざまで病理学的にもいろいろな疾患を含んでいます。このような特性から、高齢者における認知症とは異なった独自の問題点が生じてきます。

2017年度~2019年度に実施した日本医療研究開発機構の調査では、わが国の若年性認知症有病率は18歳~64歳人口10万人当たり50.9人、若年性認知症者の総数は3.57万人と推計されました。(健康長寿ネットより)


 

3.すべての人に健康と福祉を

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