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学科トピックス

専攻科 入学前課題レポートの発表会を実施

2022年04月12日 専攻科介護福祉専攻

新入生オリエンテーション2日目,専攻科では入学前課題レポートの発表会を行いました。春休みの間に少しでも福祉に関心を寄せてもらうことをねらいとした課題でしたが,バラエティーに富んだテーマで,それぞれに独自の視点で問題を深く堀りさげられていました。この1年で学ぶ内容にも触れられていて,成長が楽しみです。

専攻科課題レポート発表の様子

 

【発表者(出身高校)とテーマ】
江原朱音さん(岡山県美作高校出身) 「老々介護について」
岡田奈津輝さん(同上)       「介護疲れによる殺人を犯した後悔」
小坂真代さん(同上)        「介護ロボットは必要?」
重村百香さん(島根県大東高校出身) 「同居介護者の介護負担の増加について」
永幡佳織さん(岡山県美作高校出身) 「コロナ禍による対人援助のあり方について」
森原茉有さん(同上)        「ヤングケアラーについて」

 

二名のレポートを抜粋してご紹介します。

 

専攻科課題レポート発表の様子重村百香さんは、日本人の平均寿命が延び、介護が必要な期間が長くなっていることから、介護のストレスについて考えました。同じころ、曾祖母が新型コロナウイルス感染から寝たきりとなり、介護が必要となったことで,実際に在宅介護を経験しその大変さを目の当たりにしました。その際の苦悩は想像を上回るものでした。そしてそれまでは「自宅で介護をするのが本人や家族にとって一番いい方法」と考えていましたが、施設に入所するか自宅で介護するか、どちらが正しいとかはなく、どのような形になってもお互いのストレスが軽減できるような援助の在り方が重要であることに気づき、これを専攻科で学びたいと思いました。

 

専攻科課題レポート発表の様子岡田奈津輝さんが,介護疲れによる殺人を犯した人の思いが書かれた記事を見つけ、なぜそれほどまでに介護に追い込まれたのか、相談できる場所はどこなのかについて調べました。前者は「こうあらねばならない」という自分で自分を追い込むケースや、目の前の介護に必死で人に助けを求める余裕がないケースなどがありました。相談できる場所は、多岐にわたり存在しますが、重要なのは介護に追い込まれ殺人を犯す前に頼れる場所があるということを伝えていくことだと感じました。これからどのように相談にのったらいいのか地域で支えていくためには様々な視点で介護について学びたいとしました。

 

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