専攻科、社会福祉法人 恵風会へ施設見学に

2020年07月08日 専攻科介護福祉専攻

7月1日(水曜)、専攻科介護福祉専攻の学生が、岡山市にある社会福祉法人 恵風会(岡山市今谷)へ施設見学に行きました。

見学の様子

恵風会は、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、ケアハウス、デイケア、デイサービス、ショートステイなど、多数の介護サービスを提供されている複合施設で、2019年9月16日には介護老人保健施設とデイケアが新築(岡山市今在家)に移転しました。

地域に根差した介護福祉施設として39年前に設立され、長年地域の方々から愛され多くの方が利用しており、管理栄養士や介護士として本学の卒業生も就職しています。

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恵風会の全景

現在コロナ禍で実習受け入れ先等を探すのが困難な状況の中、学生たちの修学の一助になればと、この度の施設見学を受け入れてくださいました。

まず、初めに岡山市今谷に所在する特別養護老人ホーム、ケアハウス、デイサービスを見学しました。
3グループに分かれて、それぞれの担当職員(相談員、ケアマネジャー、介護士など)から、現場で勤務する職種や通所する利用者様の特徴、衛生管理状況、勤務体系等の説明がありました。

見学の様子
見学の様子

学生たちは、各施設の目的の違い、職員の動きや配置人数、利用者様への声かけの様子などを観察しました。

その後、今在家に所在する新築へ移動し、実際に利用者様が食べている食事をいただいた後、介護老人保健施設とデイケアを見学しました。

見学の様子
見学の様子

学生たちは初めて見る最新の設備に驚き、将来介護士として勤務するイメージを膨らませながら職員の説明を真剣にメモをとりながら聴きました。

見学の様子

施設見学後は、3名の介護職員の方々と懇談会をしました。
3名の介護職員は、それぞれの介護に対する志を学生たちに伝え、学生たちは、施設見学の中で気になった点等を積極的に質問し、和やかな雰囲気で有意義な懇談会となりました。

懇談会の様子

最後に、看護師長が学生たちへ
「お年寄りは生活の中で当たり前にできていたことができなくなっていくので、それをケアして自立へとつなげるのが介護士です。日常生活を送る中で何気なく行っていることを意識することで、日々の気づきに変わります。日々の心がけの問題が、これからの介護へとつながるので、一日一日を大事にして、いい介護士になってもらいたいと思います。」とエールを送りました。

バスに乗り込む学生

参加した学生の感想

「施設見学を終えて、今まで自分が抱いていた介護福祉施設のイメージが大きく変わりました。介護福祉施設は寝たきりの方が多く、介護の負担が大きいというイメージでしたが、様々な施設を見る中で、施設の種類によって介護を必要とする場面が違うことを知りました。
また、特に印象に残っているのは、職員と利用者さん、そして職員同士のコミュニケーションが良くとれていると感じた場面が多かったところです。自分自身も日ごろからコミュニケーションを意識して大切にしていきたいと思いました。」

「様々な施設の特徴を知ることができて良かったです。それぞれの施設で生活される利用者さんに合わせた環境設定をされており、楽しみをもって過ごせるように様々な工夫をされていました。また、多くの介護器具を見ることもでき勉強になりました。」

「施設の食事はあまり美味しくない印象を持っていましたが、美味しくて驚きました。また、職員の利用者さんへ対する思いや工夫が伝わってきてとても雰囲気の良い施設であると感じました。もし自分が施設に入所するのであればこのような施設に入所したいと思えるような施設でした。」

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