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児童学科が”紙漉き体験”で日本の文化を学びました
2020年01月20日 児童学科
1月10日(金曜)、児童学科3年が「総合学習論」の授業の一環で、津山市上横野にある『横野和紙工房(上田手漉和紙工場)』へ紙漉き体験をしに行きました。


横野和紙工房は、金ぱくを保護する箔合紙で有名な和紙工房で、市重要無形文化財保持者の手漉き和紙職人の上田繁男さんが営んでいます。
横野和紙は、金ぱくの間に挟む高級和紙「箔合紙」として全国に知られ、美作地方で採れる原料のミツマタを使い、現在も伝統工法を守り、県伝統的工芸品に指定となっています。また、この工房は、箔合紙としては国内で唯一、手漉きで仕上げています。

この日、学生たちは上田さんから、和紙の種類や性質、歴史や製作方法などを丁寧に説明していただいた後、実際に紙漉き体験をしました。
一見簡単そうに見えた紙漉きも実際にやってみると、折れ曲がり、厚さが揃わず難しさを体験しました。


上田さんは最後に、「和紙の文化などをみなさんのような若い人にもっと知ってもらい、大切な日本の文化を残していきたい」と話しました。
参加した学生は、「和紙工場は昔から時が止まっているような、懐かしさを感じる心落ち着く空間でした。初めて紙漉き体験をしましたが、昔の日本人が試行錯誤して作り上げ、大切にしてきた文化に触れることができ貴重な経験となりました。これから小学校教員を目指す中で子供たちに伝えることのできる知識が増えました。」と感想を述べました。