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学科トピックス
児童学科2年生、SDGsに向けたサスティナブルな環境学習法を学ぶ
2021年08月04日 児童学科
7月26日(月曜)、児童学科2年生「特別演習」の授業に、元小学校教員で東京おもちゃ美術館の講師や、にいみ木のおもちゃの会代表を務められている、藤本忠男氏を外部講師としてお招きし、乳幼児・小学生を対象としたサスティナブルな環境学習方法を学びました。
2015年に国連で採択された持続可能な開発目標では、17のSustainableDevelopmentGoals(SDGs)を創設しており、「持続可能な開発のための教育」がその目標の一つに位置付けられています。
将来、保育士や教員等の職に就いた際に、持続可能な17の開発目標に沿って環境教育を実践することが求められます。
この授業は、SDGsの達成に向けたサスティナブルな学習方法を習得することを目的に開催されました。
藤本氏はまず始めに、トランプマジックやドレミパイプという、叩いて音を出す筒状の楽器を使用したレクリエーション等を行い、「始めにレクリエーション等を通じてコミュニケーションをとり、対象となる子どもたちの気持ちをこちらに向かせて、本題の部分に集中できるようもっていくことが大切」と話されました。
また、レクリエーションの合間等で、集合してもらいたい時や話を聞いてもらいたい時、片付けをする時など、一つ一つの行動に対しての声かけのポイントや子どもたちの心情の変化等を説明されました。
その後、大気中の二酸化炭素が環境へ与える影響や、森林資源が地球温暖化を防ぐ仕組み等が説明されているパネル見て、環境問題と木材の関係性等を学びました。
木材の利用が地球温暖化防止につながることを理解した後に、本日の本題である「ロボ木ー(ろぼきー)」の工作を実施しました。
「ロボ木ー」とは、材料が全て木でできているロボット制作キットで、木育の講座や工作教室に使用される教材です。
学生たちは、将来自らが子どもたちに環境学習を行うことをイメージしながら、ロボ木ーの製作を楽しみました。
最後に藤本氏は、「何事も好奇心をもってトライすることが大切です。まず教える側のみなさんが色々なことに好奇心をもってトライして自分のものにしてください。また、今回の授業が自身の生活を見直すきっかけになればと思います。」と学生へメッセージを贈りました。
- 参加した学生の感想
「木のおもちゃは単に楽しむだけではなく、地球環境について学べる教材であることを知れてとても勉強になりました。」
「遊びながら環境問題について学ぶ方法を知ることができました。今後子どもたちにも伝えていきたいです。」
「授業中での学びもたくさんありましたが、このような授業を行うための準備の大変さも知ることができました。」