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「めざせ、教職!」高校生と大学生をつなぐフォーラム『先生のシゴトちょっとのぞいてみませんか』を開催

2025年11月10日 児童学科

11月8日(土曜)、本学で「美作の教育を担う人材育成プロジェクト」の一環として、教職を志す高校生や大学生を対象にしたフォーラム『先生のシゴトちょっとのぞいてみませんか』が岡山県教育委員会津山市教育事務所、岡山大学、美作大学の共催で開催されました。

 

 

これは、岡山県北の教員不足解消を目指す人材育成プロジェクトの一環として昨年に引き続き行われており、今回は本年度第2弾です。

本年度第1弾「学校訪問バスツアー」の様子はこちら

今回のフォーラムには、高校生8名、美作大学生4名、岡山大学生4名、さらに新採用の小学校教員2名(いずれも美作大学卒業生)が参加しました。世代や立場を超えて「教育」について語り合い、共に学ぶ貴重な機会となりました。

 

  • テーマは「楽しみながら つなぐ・つながる」

当日のテーマは、楽しみながら「つなぐ・つながる」。参加者たちは、教職の現場を体感できる多彩なプログラムに取り組みました。

 

まずは「学級通信を作るとしたら?」をテーマにグループワークを行い、どんなテーマでどんなタイトルにするかを考え、それぞれ発表を行いました。

 

 

続いて、あこがれの赤ペンで漢字テストの丸つけや日記へのコメント記入、保護者からの連絡帳への返信など、先生が日常的に行う仕事を実際に体験。さらに、現役の小学校2年生担任によるミニ授業も実施され、教員のリアルな姿に触れる時間となりました。

 

  • 自分の「なりたい先生像」を描く

参加した高校生や大学生からは、
「どんな先生が信頼されるのか、どんな学校なら子どもたちが楽しく通えるのかを考えることができた」
「なりたい先生像がより明確になったと同時に、自分に足りない部分にも気づけた」
といった声が聞かれました。

 

 

現役教員として参加した卒業生の先生は、
「教職は大変なこともありますが、子どもたちの成長を感じるたびに幸せを実感できる仕事です。今日の参加者の皆さんは本当に素晴らしいメンバー。ぜひ、それぞれの夢を叶えてほしいです」
と温かいメッセージを送りました。

  • 児童学科 渡邉学科長からのメッセージ

「教師と児童生徒という“役割上の関係”を超え、人と人との関係づくりができる先生になってほしい。教師という仮面をつけたままでは、ほんとうの関係は生まれません。素の自分で向き合える場面も大切にしてください。」

また、採点体験を通しては、ピンのつけ方や赤ペンの使い方が個々に違っていることにふれ、
「個々の子どもの姿をよく見て、“こんな子になってほしい”という願いをもって接することが、教育の出発点です。赤ペンは単なる採点ツールではなく、先生や学級、学校の教育観そのものを表している。教育とは奥が深いですね」と語り、参加者たちに温かいエールを送りました。

  • 「円」と「縁」を大切に

参加者たちは、今日一日で生まれたつながりを「宝物」として胸に刻みました。


最後には「円(まる)と縁(えん)を大切に、自分にもまるをつけながら今後も頑張ってください」とメッセージが送られ、会場は温かな拍手に包まれました。

このフォーラムで得た気づきと出会いが、未来の先生をめざす若者たちの大きな一歩となったことでしょう。

 

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