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大学児童学科~AI搭載「リアルケアベビー」で乳児援助技術を学ぶ~
2021年01月06日 児童学科
12月22日(火曜)、児童学科2年生(保育士・幼稚園教員養成コース)の学生が、『乳児保育Ⅱ』の授業で、人工知能を搭載した赤ちゃん型ロボット「リアルケアベビー」を用いて実践的な子育て技術を学びました。
乳児保育Ⅱは、乳児保育に関する理解を深め、適切な環境を構成し、個々の子どもの発達に応じた保育を行う力を養うことを目的としています。
今回授業で使用した「リアルケアベビー」は、乳児と同じ程度の重さ(3kg)で、実際の乳児と同じように、ミルク、おむつ交換、げっぷ、だっこ等を求め、ランダムに泣き出します。
冒頭に、授業担当の児童学科薮田弘美准教授より、「2歳頃までの乳児は、恐れ・不安・不快などほんの些細なことが原因ですぐに泣き出してしまいますが、何を訴えているか試行錯誤し理解しようとすることで“愛着関係・信頼関係”を作ることができます。逆に、泣いても放置される状態が続くと、人間関係を構築することが希薄になり、周囲に興味関心を向ける探求心などが薄れる可能性があります。」と説明がありました。
その後グループに分かれ、実際に「リアルケアベビー」を手に取り、「あやす」「ミルクをあげる」「おむつを替える」などの実技を行いました。学生たちは、微妙な首の傾き具合や、抱き具合に反応して様々な泣き方をする「リアルケアベビー」に悪戦苦闘しましたが、段々とコツをつかんでいき、安全に配慮した形で正しいお世話の方法を学びました。
- 受講した学生の感想
「1つ1つの動作で全て泣き出したため、とても難しかったです。」
「泣く理由がわからず、不安を感じ悲しくなりました。実際に子育てをしている母親はこのような気持ちになるのだと感じました。」
「説明通りに対応しても泣き止まないため、どうしたらいいのかわからなくなりました。子育ての難しさを実感しました。」