児童学科が授業の一環で、児童養護施設の見学を行いました

2019年12月19日 児童学科

11月25日(月曜)、児童学科2年生「保育士・幼稚園教員養成コース」の学生たちが、「社会的養護内容」の授業の一環で児童養護施設『立正青葉学園』へ、社会的養育支援室の室長であり本学非常勤講師の青木幹生先生引率の元、施設見学に行きました。

見学の様子

まずバス移動の時間に、本学児童学科の卒業生で、現在は立正青葉学園で勤務されている野村先生より施設の概要説明等がありました。

バス車内の様子
施設見学の様子

到着してからは、グループに分かれて立正青葉学園の本園や分園にある、子どもたちの生活スペースなどを見学しました。

それぞれのユニットやスペースが持つ意味や目的、工夫されている点などの説明を受け、さらに、実際に生活している子供たちや勤務する職員の姿をみることで、児童養護施設の具体的な内容と実際について体感し、専門的養育者として必要な知識を学びました。

施設見学の様子
施設見学の様子
施設見学の様子
施設見学の様子

帰りのバス車内での質疑応答では、大学に到着する時間いっぱいまで質問が飛び交いました。

学生たちは、次年度の実習先として、あるいは将来の就職先としてさまざまなイメージを膨らませながら、職員に質問をしたり真剣にメモを取ったりし、有意義な時間を過ごしました。

参加した学生の感想

「子どもたちの生活の場として、より家庭に近い小規模のグループケアは、周りの子どもや職員とつながりを持ちやすく、一人一人とより深く向き合えるため良い環境であると感じました。」

「この度見学で、児童養護施設は保育園や幼稚園と環境が似ていると感じました。その理由は、絵本を見る部屋があったり製作した作品を展示していたり、季節の飾り物があったりした点です。また、子どもの興味を引くものを製作するなど、子どもの生活に関わる役目を果たす重要な役割として、保育士が児童養護施設に勤務する意義も感じることができました。」

「全体を通してどの空間も家庭的であると感じました。それは、各ユニットが小規模であることと、子どもたちが規則に縛られていると感じさせない環境づくりが工夫されていたところです。」

「保育園以外でも保育士として活躍できる場がたくさんあることや、児童養護施設に就職するという選択肢があることに気づきました。子どもと関わるという面では、保育園も児童養護施設も共通しており、児童養護施設の方が子どもとの距離が近く、もっと詳しく知ることができると考えました。」

「保育園の保育士とは少し違う形で子供たちと関わる、立正青葉学園の職員さんたちの仕事にとても興味を持ちました。」

3 すべての人に健康と幸福を
4 質の高い教育をみんなに

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