美咲町議員・原田地区住民らと町の課題を議論~SDGsパートナーシップ包括協定事業~
2023年06月02日 イベント
5月28日(日曜)、美咲町議会や同町原田地区の住民らと意見交換する出前議会が美咲町林業センターで開かれ、本学より小坂田稔社会福祉学科長と美咲町出身の学生8名、同法人の美作高校より生徒18名が参加しました。
この取り組みは、2022年2月に本学と美咲町議会とで締結した「SDGsパートナーシップ包括協定」に関する事業の一環になります。
【過去の活動の様子】
<2022.2 締結式の様子> ・ <2022.6 美咲町役場での意見交換会の様子> ・ <2023.2 児童学科学生が美咲町議会議員に研究発表>
出前議会に先立ち、役場議場にてアンバサダー委嘱式が開かれ、参加した本学学生や美作高校生らに松島啓議長より委嘱状が手渡されました。
その後、美咲町議員、本学学生、美作高校生、岡山大学生らが各グループに分かれランチミーティングが行われました。
一人一人が自己紹介をし、参加したきっかけや取り組みにかける思いなどを共有し合いました。
その後、美咲町林業センターへ移動し、原田地区住民の方約40名が加わり、約100名が8組に分かれて「小規模多機能自治と地域課題」をテーマに意見交換会を行いました。
学生らは議員や住民の方に対して積極的に意見を出し、高校生と一緒に出し合った意見をまとめ、全体に向けて発表しました。
物怖じせず真剣に発表する姿に会場からは拍手が起こっていました。
発表では、「高齢化が進む中で、移動スーパーや出張診療所などを導入する」、「移住・定住を促進させるために子育て環境を整える、安心して子育てをできる制度をつくる」、「町づくりに若者を意見を反映できるようにするためSNSやインターネット上で意見できる仕組みをつくる」などと提言していました。
総評では小坂田教授が、各グループの意見について様々な事例をもとに課題解決に向けての意見を述べ、「今後もこのような場で学生を活用していただくことで、学生たちも地域の中で育つことができます。これからも高校生や大学生、地域の方が交流できる場を作っていただきたいと思います。また、地域で参加し、皆で笑顔を作っていく『地参地笑(ちさんちしょう)』を目指していければと思います。今日の取り組みはその一歩になると思います」と参加者に語りかけました。
- 参加した学生の感想
「美咲町内で就職を考えているので、地域のことを良く知る機会となり有意義な時間となりました」
「普段私たちが住む地域のことについて意見交換をする機会は少ないので、新鮮な気持ちで話し合う事ができました」
「日頃関わることの少ない方々と話すことで社会勉強になり、様々な意見を聞けたので貴重な体験となりました」
本取り組みについての様子は美咲町のYoutubeチャンネルにもアップされていますのでご覧ください。