学科トピックス
武田ゼミが「日本ホスピス・在宅ケア研究会 全国フォーラム2026 in 姫路」に参加
2026年09月14日 社会福祉学科
2026年8月22日(土)、「日本ホスピス・在宅ケア研究会 全国フォーラム2026 in 姫路」(大会長:吉村 純彦 姫路医療センター 緩和ケアセンター長)がアクリエひめじで開催され、武田ゼミ生が参加しました。
本フォーラムは、市民・当事者・学生・医療・介護・福祉の専門家が同じ場で対等につながり、地域共生社会の実現に向けた学びと出会いを深める参加型フォーラムです。

武田英樹教授の研究室では「生活に寄り添う支援」をテーマに、生活困難や生活困窮の状態にある人への支援の在り方について学びを深めています。
地域活動発表展示会場では、福祉教諭として兵庫県立龍野北高等学校に勤務している武田ゼミ出身の卒業生やその生徒たちとの交流の機会もありました。生徒たちは今年度の介護技術コンテスト県大会での優勝、近畿大会での最優秀賞受賞を経て、全国高校生介護技術コンテストへの出場を決めており、その素晴らしい功績についてのプレゼンテーション発表も聴くことができました。

今回の参加学生の探究テーマは在宅ケア、ターミナルケア、グリーフケア、ACP、フレイルなど多岐にわたります。このあと老人保健施設での実習を控えている学生たちにとって、事前学習としても非常に有益で貴重な時間となりました。

- 【学生の感想】
片岡 あおい(社会福祉学科3年)
「全国フォーラム2026 in 姫路」に参加し、ACPとグリーフケアをテーマとした講演を拝聴しました。看取りの場面では、ご本人だけでなく残されるご家族も「これでよかったのか」と迷いや葛藤を抱えることがあり、そうした家族の心の揺らぎをしっかり受け止め、寄り添うことの大切さを改めて実感しました。また、代理意思決定を行う家族にとって、本人に代わって決断することは大きな心理的負担となります。だからこそ、本人が元気なうちにACPを通して価値観や希望について話し合い、ご家族や支援者間で共有しておくことが重要だと学びました。
次に、オーラルフレイルに関する講演をお聞きし、噛む・飲み込む・話すといったお口の機能の衰えが、フレイルやサルコペニア、低栄養へとつながる仕組みを理解しました。また「完全側臥法」についても学び、誤嚥を防ぎながら食べることを支える具体的な方法を知ることができました。食べることが難しくなった方に対しても、状態に合わせた食事の工夫を行うことで、「最期まで食べる喜び」を支えられるのだと感じました。
片岡 千晶(社会福祉学科3年)
今回、フォーラムに参加し、さまざまなブースの見学や体験、貴重な講演を通して多くの学びを得ることができました。
特にACPとグリーフケアの講演を通じて、終末期をどのように過ごしたいかという本人の思いを事前に聴き、把握しておくことの重要性を感じました。本人の意思確認が難しい場合には、ご家族の思いを受け止めつつ、本人の価値観やこれまでの生き方を踏まえて「本人にとって何が一番の幸せなのか」を追求することが大切だと学びました。
ご本人が最期まで自分らしく過ごせるよう支援すると同時に、ご家族にとってもその時間が単なる悲しみやつらさだけではなく、かけがえのない思い出として受け止められるよう支えることが重要です。本人とご家族の両方の思いに寄り添いながら支援することが、ソーシャルワーカーに求められる大きな役割の一つなのだと深く認識しました。
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