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学科トピックス

学生主体の「ヒューマンライブラリー in 美作大学」事業が審査会を突破し助成金を獲得 ― 人権啓発と相互理解を深める新たな挑戦へ ―

2026年06月09日 社会福祉学科

美作大学社会福祉学科の学生・教員で構成する「美作大学HLO実践研究会」(武田英樹研究室)は、このたび、人権啓発を目的とした実践企画「ヒューマンライブラリー in 美作大学」に関する令和8年度岡山県人権啓発パートナーシップ推進事業審査会を見事に突破し、事業採択を受けました。

 

 

本企画は、障害のある人、慢性疾患のある人、外国にルーツを持つ人、LGBTQ当事者、ひきこもり経験者などを中心に、社会の中で偏見や誤解を受けやすい人々やその支援者を「本」に見立て、参加者(読者)との対話を通して相互理解を深める「ヒューマンライブラリー」という取り組みです。

 

この取組の代表、上野 美咲さん(松山学院高等学校 出身)は

「自分の知らなかった人生や価値観が、その人たちの話を聞くことで開かれていく。その人生や価値観に触れられることが、この取り組みの魅力です。11月の開催を目指して、みんなで協力して頑張っていきたい」と意気込みを語ります。


学生たちは2025年に兵庫県姫路市で開催された「ヒューマンライブラリーひめじ」への参加をきっかけに、自分たちでも企画したいととの思いを強め、ゼミでの実践研究として準備を進めてきました。

 

 

ヒューマンライブラリーは、2000年にデンマークで始まり、世界各地へ広がった対話型の人権啓発実践です。日本国内でも大学や市民団体などで実施されており、「実際に話すことで偏見や先入観が和らぐ」ことが期待されています。

 

今回の審査会では、学生が主体となって企画・運営を行う点、津山を中心とした県北地域での開催企画、人権啓発や差別解消につながる社会的意義、さらに地域住民との対話を通じて多様性理解を深める実践性が高い評価をいただきました。

 

今後、研究会では開催に向けた準備を本格化させます。講師や協力者への依頼、ポスター・冊子制作、SNSや大学ホームページ等を活用した広報活動を進めながら、学内外の参加者を募り、「ヒューマンライブラリー in 美作大学」の開催を目指します。

5月27日には、県内大学で開催を予定している岡山大学秋田美帆研究室(ヒューマンライブラリーカレッジ研究会共同代表)を訪問し、留学生や参加経験のあるゲストを含めた意見交換会を行いました。

本事業では、「本役(語り手)」約15名、「読者(参加者)」約40名、「司書役(運営学生)」約9名を想定し、美作大学を会場として実施予定です。参加者が対話を通じて、障害、国籍、性の多様性、生きづらさなどを“自分ごと”として考える機会を創出し、偏見や差別の解消、多文化共生への理解促進につなげていきます。

 

また、事業実施後には、大学内外での成果報告を行うとともに、今回の経験を次年度以降の継続的な人権啓発活動へ発展させていく予定です。

 

研究会メンバーは、「対話を通じて、お互いの違いや共通点に気づき、多様性を尊重できる地域社会をつくる第一歩にしたい」と、今後の活動への意欲を語っています。

 

美作大学では、今後も学生主体による地域課題解決型の実践活動を通じて、地域社会との連携を深め、誰もが尊重される共生社会の実現に貢献してまいります。

 

■令和8年度岡山県人権啓発パートナーシップ推進事業費補助金交付決定通知書

<PDF(233KB)が開きます>

 

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