学科トピックス
美作大学社会福祉学会『第19回卒後セミナー』を開催 卒業生・在学生が交流
2026年06月02日 社会福祉学科
5月31日(日曜)、本学100周年ホールにおいて、2026年度「美作大学社会福祉学会 卒業生・在学生交流セミナー」を開催しました。
美作大学社会福祉学会は、社会福祉学科の卒業生が集い、福祉現場における仕事内容ややりがい、課題などを共有しながら、大学での学びと福祉実践を結び付けることを目的として設立されました。また、卒業生と在学生、さらには地域で活躍する福祉専門職との交流を通じて、相互に学び合い、研修の機会を創出する場となっています。今年で19回目の開催となりました。

講演では、社会福祉法人みねやま福祉会 理事長の櫛田啓氏を講師にお迎えし、「人を支え、地域をつなぎ、社会を変える ― ソーシャルワークの可能性 ―」をテーマにご講演いただきました。
京都府京丹後市にあるみねやま福祉会は、少子高齢化が著しく進む丹後地域において、児童・障害・高齢の複合型施設「Ma・Roots(マ・ルート)」を運営しています。同施設では、年齢や障害の有無に関わらず、地域の中で人と人とが支え合う「ごちゃまぜの福祉」を実践しています。
講演では、「人は人に貢献することで元気になることができる」という考えのもと、施設の子どもたちとの交流を通じて利用者の要介護度が改善した事例などが紹介されました。また、ケアワーク(直接的な支援)とソーシャルワーク(環境への働きかけ)の違いについて触れながら、ソーシャルワークとは「事実との因果関係にアプローチする」仕事だと話されました。
最後に櫛田氏は、「皆さんは見えない部分を見る力を身に着けていて、それが社会を変える力になります。この社会に、支え合いの文化を取り戻しましょう」と学生たちへメッセージを送りました。

講演後の分科会では、卒業生と在学生が交流を深めました。卒業生からは学生時代の思い出や福祉現場で働く中での苦労、それを乗り越えるための工夫などが語られ、在学生にとって将来の進路や職業理解を深める貴重な機会となりました。
本学の社会福祉学科は、これまで「福祉環境デザイン学科」「福祉のまちづくり学科」を経て現在の学科名へと発展し、多くの福祉人材を地域へ送り出してきました。これまでの卒業生は1,416名を数え、それぞれの地域や職場で活躍しています。
今後も地域社会に貢献できる福祉専門職の養成を目指し、本学ならではの学びと交流の機会を提供してまいります。来年度も開催を予定しておりますので、多くの卒業生の皆さまのご参加をお待ちしています。

