学科トピックス
社会福祉学科武田ゼミ「お山のおうちえん」へのフィールドワークで 子どもに寄り添う支援について学ぶ
2022年12月16日 社会福祉学科
12月6日(火曜)、社会福祉学科武田ゼミ3年生の6名が岡山県美作市にあるお山のおうちえんにて、子どもに寄り添う支援について学んできました。
お山のおうちえんは、子ども自身の「〜したい」から始まる遊びや、そこで育まれる主体性を大切にしている山の中の小さな学び舎です。現在、幼稚部と小学部があります。
子どもたちとふれあい、最後に代表の田原洋平さんを囲んでのスーパービジョンを行いました。体験を振り返り、学びに換えることができました。
- 参加した学生の感想
細木みらいさん(中村高等学校卒業)
自分自身、幼稚園や小学校低学年の子ども達と密に関わる機会がこれまで無かったので、とても貴重な体験をさせてもらいました。先生が児童の間に入って何かを進めたり、仲介をしたりするのではなく、児童同士で居り合いをつけて、問題の解決をしたり、遊び方を工夫したりと児童自身で考えて行動する力や自分達で妥協点を探す力がお山のおうえちえんに通う中でついていくのではないかと感じました。
秋山涼太さん(高松商業高等学校卒業)
子供達とすぐに打ち解けられたのは自分たちのコミュニケーション能力がある程度備わっているのはそうなのですが、子供たちもお山のおうちえんで育って、開放的にのびのびと成長しているため子供達自身もコミュニケーション能力がついていて打ち解けやすかったと思いました。お山のおうちえんで育つ子達はいい環境で過ごしているなと思いました。
また、子供達から「聞いて聞いて」、「見て見て」、と引っ張られる事が多く、私たちのように外部から来た人らに、自分たちの魅力を見てもらうという事はお山のおうちえんで過ごす子どもたちにとって良い刺激となっていて、そういうのも子供達の好奇心や創造力を伸ばしていく事ができるのだろうなと思いました。
赤堀七虹さん(美作高等学校卒業)
私自身が幼少期はゲームばかりして遊んでいたため、初めは砂を触る事ですら少し嫌悪感を抱いてしまっていました。しかし、子ども達が積極的に遊びに誘ってくれたり、園内の案内をしてくれて、一緒に遊んでいると砂や虫を気にする事は一度も無く、自分でも驚きました。
子ども達が教えてくれた遊びは大人になった私でも楽しいと感じて、私が子ども達と同じくらいの歳の頃にその遊びをしていたら今よりもっと楽しいと感じていたのだろうなと思いました。
また、おやつの後に1人ずつ1日の楽しかった事を発表しているところを見て、子ども達の積極性や主体性を大事にしている職員の姿勢を知ることができました。
盛永蓮さん(米子北高等学校卒業)
子どもたちは大人がいないところでも自由に遊んでいて、自分が幼稚園にいるときは先生の目が届かないところでは遊べなかったので羨ましさがありました。また、子どもたちが山の中に階段や足場などを自由に作っているからこその発想力や遊び心などが高まっていくのだと感じました。子どもたちのありのままを大切にして認め合うお山のおうちえんの魅力を感じることができました。
北村紗弥さん(野田学園高等学校卒業)
今回私はお山のおうちえんを視察しました。施設には小学生1年生づらいまでの子供達が自然の中で独自の遊びを考えていたり、コミュニケーションを取っていました。私は小さい年頃の子供達を関わる経験があまり無かったのですが、子供達はとても明るく、積極的に関わってきてくれたため、すぐに打ち解けることができました。
幼稚園の先生は児童の仲介役として関わっていくというイメージが強いですが、この園では子供達の主体性を生かすことを重点に置かれた関わり方をされていました。子供達の想像力や積極性など様々な可能性が見出されているのだと思いました。
戸田日向さん(須崎総合高等学校卒業)
今回お山のおうちえんを視察して、子ども達が自分達で遊びを考えたり、やりたい事を見つけ実践していく姿や、先生が子ども達の主体性を尊重している所に魅力を感じました。また、自然の中での遊びは柔軟な発想や想像力が培われ、ありのままの自分を表現できているのではないかと思いました。自分自身、子どもたちと自然の中で時間を忘れて思い切り遊ぶことができて、懐かしさもありとても楽しかったです。