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ベトナムで子どもたちと交流をしてきました。~国際交流基金主催「日本語パートナーズ」派遣事業報告会~

2018年04月13日 お知らせ

 2018年4月13日、国際交流基金主催の「日本語パートナーズ」派遣事業でベトナムを訪問した学生による報告会が本学にて開催されました。

 

写真:報告会の様子。100周年ホールのステージ上の演台の前に2人、演台のそばに3人の学生が立ち、プレゼンテーションを行う。参加者の後ろ姿が少し写る

 

 この事業では、本学から5名の学生と美作市出身の東京外国語大学学生1名の6名からなる訪問団が3月3日から17日までの2週間にわたってベトナムを訪問し、現地の中学・高校・大学で日本語を学ぶ現地の生徒や学生に言葉や文化、2020年東京オリンピックのベトナム選手団受け入れ都市である美作市などについて紹介し、日本の魅力などを伝えてきました。

写真:ベトナム訪問時の記念撮影。学生と現地の方が写る。  写真:現地の子どもたちと記念撮影

 

 この日の報告会では、初めに国際交流基金アジアセンター職員の室岡さんから「日本語パートナーズ」派遣事業についての概要の説明と、今回の派遣の趣旨についての説明が行われました。続いて、参加した学生たちからの活動報告が行われました。

 学生たちは、現地での活動の他に、授業を行うにあたって工夫したことや、生徒とのやり取り通じて感じたことなどを参加した学生から事例を交えながら報告がありました。

 児童学科4年の野村菜穂さん(高知県出身)は、やさしい日本語を使う、身振り・手振りを交える、大きな声や動きながら話すことで生徒を引き込んでいくなど、大学での授業や実習で身につけた知識や経験を活かして授業を行った現地での経験を振り返り、「私たちが本当に伝えたいことは何なのか、毎日考えながら準備して、日々の授業を行いました」「ベトナムの子どもたちから日本のことを知ろう・学ぼうという気持ちを強く感じ、その気持ちのおかげで、授業をとても楽しく行うことができました。これから日本とベトナムがつながるときに、子どもたちの力が大きなエネルギーになると感じました」と話しました。

 

写真:現地で食育の授業をする学生1人  写真:大きなスクリーンの前で報告する学生2人

 

 他の学生も、「日本でどんな人がどんな生活をしているのか、ベトナムを知ろうとしている日本人がいて、日本で活躍しているベトナム人もいるということを伝えてきました」「今回の訪問では日本やベトナムで多くの人に支えていただき、私達だけでは絶対にできないような活動や経験をさせていただきました」「もともとあまり知らない6人でのチームでしたが、段々と授業中でもお互いにアイコンタクトで動けるようになってきたり、メンバーが体調を崩したときはフォローしたり、チームワークの凄さをとても感じました」と、ベトナムでの2週間で得た様々な気づきや体験を報告してくれました。

 また、参加した学生はいずれも今回の経験を自分の将来に活かしていきたいと語り、食物学科3年の山口奈那さん(愛媛県出身)は「将来、栄養教育など食に関する仕事する中で、今回の経験を伝えていきたいと思います」と話しました。

 

写真:この派遣事業に参加した6人の学生で記念撮影。1人は東京外国語大学の学生、残り5人が美作大学の学生。