ベトナムの子どもたちに日本の良さを!“日本語パートナーズ”派遣事業で学生がベトナムを訪問しました
2018年03月29日 お知らせ
学生5名が、国際交流基金主催の「日本語パートナーズ」派遣事業で、3月3日から17日までの2週間、ベトナムを訪問しました。日本語を学ぶ現地の学生に言葉や文化、美作市などについて紹介し、日本の魅力などを伝えてきました。
「日本語パートナーズ」事業は、東南アジアの中学、高校で現地の日本語教師とともに活動する人材を派遣する事業です。今回の派遣事業は、「日本語パートナーズ短期派遣―ベトナム短期(3期)」に当たるもので、2020年の東京オリンピックでベトナムチームのホストタウンとなっている美作市が本学と包括連携協定を結んでいる縁で、本学から学生が派遣されました。
ベトナムを訪問したのは、3年の野村菜穂さん、2年の山口奈那さん、戸川侑香さん、大塚双葉さん、大下文子さんの5名と美作市出身で東京外国語大学の学生1名の6名です。2月から、美作市と国際交流基金の研修を受け、活動の準備を行ってきました。
現地では、ビンズオン市の日本語教育が導入されている中学、高校、大学の計10校を訪問しました。各校で90分間の授業を行い、岡山の「うらじゃ」踊りの披露、日本の文化や美作市にまつわる3択クイズや、学生生活を紹介するビデオの上映などで、日本語や日本文化に親しんでもらいました。その中で、きび団子や湯郷温泉といった岡山県や、ベトナムのホストタウンとなっている美作市の名物や観光地なども紹介し、日本を、美作市をより身近に感じてもらえるよう取り組みました。中学・高校ごとに日本語の習熟度が違うため、ボディランゲージを交えたりして、生徒たちが日本語を聞き取りやすくなるような工夫をして授業を行いました。
ビンズオン大学との交流会では、歌舞伎メイク体験、けん玉体験、フォトスポットのブースを設置。現地の学生に楽しんでもらいながら、日本の魅力を存分に伝えました。
「日本語パートナーズ」事業を終えて
学生リーダー 野村菜穂さんより(美作大学児童学科3年)
ベトナムに行ってから毎晩、学生メンバーで授業作りの反省会をして、生徒たちにより授業を楽しんでもらえるように頑張りました。授業の後には「日本や美作市に行ってみたい!」と言ってくれた生徒たちがたくさんいて、とても嬉しかったです。交流の最後には、両手がいっぱいになるほど、プレゼントやお手紙をいただき、ベトナムの生徒たちの温かさや、授業のやりがいを感じました。
この交流を通じて、私たち日本の学生もベトナムのことが大好きになりました。「日本語パートナーズ」事業に参加することができて、本当によかったです。
【思い出のアルバム】
ベトナムの伝統衣装アオザイを着て、市場や教会など伝統的な街並を巡りました。