令和2年度 第2回美作学講座を開催
2021年01月25日 イベント
今回は『明治・大正時代の津山町政』と題して、講師に井原市文化財センターの首藤ゆきえ先生をお迎えしました。首藤先生は、現在編さんを進めている津山市史の近現代編の執筆者のお一人でもあります。
現在の鶴山公園(津山城跡)を中心とした地域にあたる津山町の歴史について、明治・大正時代を大きく明治20年代、明治30年代、明治40年代から大正時代の3期に区分して、大きな出来事や財政状況などを紹介しながら、わかりやすくお話していただきました。
津山町は、農業の割合が高かった周辺村と異なり、美作地域の中心として当時から商業、工業の割合が非常に高かったことや、当時の町の仕事は教育、学校に関することがほとんどで、財政上も大きな割合を占めていたことなどについて、具体的な出来事などを取り上げながら説明され、当時は現在の市町村の役割とは大きく異なっていたことを学ぶことができました。
本年度は、新型コロナウイルスの感染予防のため、定員を50名として参加者を募集しましたが、あいにくの雨にもかかわらず今回も47名の市民が参加され会場はとても盛況でした。
本講座は、津山市と締結している包括連携協定に基づいて、本学の地域生活科学研究所が津山市と共催で毎年数回開催しており、今回で本年度は終了いたしました。ホットな研究成果が提供できる場として、今後も企画内容の充実に努めてまいりますので、皆様からもいろいろなご要望をいただきたいと思います。