「表現すること」を学ぶ―紙芝居・演奏・うたで伝わる力を体感
2025年09月26日 公開講座
9月21日(日曜)、公開講座「表現すること」をテーマにした特別講座を開催しました。本講座は「語る」「奏でる」「うたう」「演じる」という4つの表現を切り口に、伝える力や受け止める心を体感していただくことを目的としています。
- 紙芝居から音楽まで、多彩な実演
『こねこのしろちゃん』脚本:堀尾 青史 絵:和歌山静子 童心社
当日は、2歳から80代と幅広いご年齢の方が参加し、紙芝居の語りやピアノ演奏、うた、弾き歌い(弾き語り)の実演が行われ、来場者は表現の幅広さと奥深さを肌で感じることができました。
言葉だけでなく、声のトーンや間の取り方、音楽の響き、身体表現が組み合わさることで、同じ内容でもまったく違う印象や感動が生まれることを体験していただけました。
- 三人の講師がリレー形式で実演
講座を担当したのは美作大学短期大学部 幼児教育学科の以下の3名の先生方です。
居原田 洋子教授
鈴木 雪絵講師
鳥越 由美講師
それぞれの専門性を活かした多彩な表現方法が紹介され、参加者は真剣に耳を傾けながら、楽しそうにそれぞれの音楽の表現を体感していました。
- 参加者の声
講座終了後には、参加者から次のような感想が寄せられました。
「たくさんの表現方法があるんだということを感じました。特に、歌詞が同じで数通りも曲が違うパターンを5曲聞かせていただき、こんなに歌詞が違って聞こえるんだということに驚きました。演奏される方の違いや聞き手の気分の違いでも音楽というのは無数で無限の可能性があると思いました。表現は自由なんだなと勇気をもらいました。」
表現活動の奥深さや自由さを実感し、心に残る学びとなった様子が伝わってきます。
- 学生・地域への学びにつなげて
本講座を通して、表現活動の可能性や魅力があらためて示されました。大人だけではなく、幼児教育という場ににおいても「表現すること」は子どもの成長に大きな意味を持ちます。今後も美作大学短期大学部では、地域の方々や学生に向けた学びの場を提供し続けていきます。