Home>新着情報>イベント>アートディレクター長谷川祐子氏による講義を開催、調理師会の学生がトークセッション<美作大公開講座>

新着情報

News

アートディレクター長谷川祐子氏による講義を開催、調理師会の学生がトークセッション<美作大公開講座>

2024年08月20日 公開講座

8月10日(土曜)、岡山県北部を中心に初めて行われる「森の芸術祭晴れの国岡山」(9月28日~11月24日開催)に関連した公開講座を本学で開催し、アートディレクターの長谷川祐子氏が芸術祭の概要や注目ポイントを説明しました。

 

公開講座の様子

 

長谷川氏は現在、金沢21世紀美術館(石川県)の館長や東京藝術大学の名誉教授として活動しており、キュレーターとしても世界各地で展覧会を企画されています。

今回の講座では「森の芸術祭に見出そうSDGs」をテーマに、県北を開催地に選んだ理由やSDGs(持続可能な開発目標)との関係について語られ、大学生や市民など約200人が参加しました。

 

公開講座の様子

 

講義の冒頭で長谷川氏は、「県北は中国山地の自然環境と人々の生活が調和しており、各市町村には独自の特徴と豊かな歴史、文化、景勝地があります」と述べました。そして、「豊かな森の恵みや既存の建築物を活用して『新しい資本』を生み出すことが重要です」と強調され、奈義町現代美術館や津山自然のふしぎ館で展示が予定されているアーティストたちの創作活動についても紹介されました。

 

公開講座の様子

 

講義の後半では、本学学生団体の調理師会と芸術祭参加アーティストの太田三郎氏が共同で開発を進めている期間限定商品「柿ゼリー」を紹介しました。

柿とアルコールを蒸発させた日本酒を使ったゼリーに、太田氏の特徴である「種」を添えた試作品が完成するまでの経緯が報告されました。

<柿ゼリー試作検討会の記事はこちら>

 

公開講座の様子  公開講座の様子

 

また、長谷川氏や太田氏、調理師会の学生らが登壇し、幼児教育学科で「造形遊び」を研究されている中田稔教授がファシリテーターとなり、トークセッションが行われました。学生たちは本取り組みに向けての意気込みや、開発を通じて感じたことなどを発表し、森の芸術祭について意見交換を行いました。

 

講座を締めくくりに、長谷川さんは「アートを理解するというよりも、思いがけない場所で素晴らしい作品に出会う驚きや魔法にかかったような感覚を楽しんでほしい。作品が皆さんを待っているので、ぜひ足を運んで体験してほしい」と語られました。

 

質の高い教育をみんなに 住み続けられるまちづくりを

イベントカテゴリー

新着情報一覧