「科学で見ると、世界は楽しい!」柳田理科雄先生による講演を実施!
2023年09月29日 公開講座
9月23日(土曜)、公開講座の一環で、本学100周年ホールにて、作家で空想科学研究所主任研究員、明治大学理工学部兼任講師の柳田理科雄先生による講演会(主催:美作大学・美作大学短期大学部 地域生活科学研究所)を開催しました。
柳田先生は、1996年に『空想科学読本』で作家デビューされ、小学生に絶大な人気がある『ジュニア空想科学読本』や『ポケモン空想科学読本』シリーズ、『空想科学学園』など学習まんがの原作・監修も手掛けています。また、講演や実験ショー、ラジオやテレビにも出演されるなど、マルチに活躍されています。
この度は、「科学で見ると、世界は楽しい!」をテーマに講演していただき、小・中・高生を中心に約100名が参加しました。
柳田先生は長年、アニメや昔話の中で起こる様々な現象について不思議に感じたことを科学的に研究されており、前半は研究結果をいくつかお話いただきました。
アンパンマンやポケットモンスター、スパイファミリーなど、子どもだけでなく、大人も知っているアニメについて、科学的な視点からお話をされました。
身振り手振り、そしてユーモアたっぷりにお話しされ会場は笑い声に包まれていました。
後半には、ウール生地と風船を使った静電気の実験があり、子ども達は興味津々に話を聞き、実際に静電気を起こす体験を楽しそうに行っていました。
そして、実験に使った風船は参加者にプレゼントされました。
質問コーナーでは、「改造人間ではなく、スーツを着て強くなるヒーローがいるが、将来スーパーヒーローのように強くなれるスーツが開発されることはあるのか」「アンパンマンの顔をバタコさんが投げる際の、速度を算出する計算式を教えてほしい」など、子どもたちが思い思いの質問を柳田先生にぶつけ、その一つ一つに対して笑顔で丁寧に答えていました。
最後に柳田氏は、「科学の視点で考えると実はすごいことだったと気づくことはたくさんあります。不思議に思うことが大切で、身の回りをいろいろと観察し、面白いことをたくさん見つけてください」と参加者にメッセージを送りました。
美作大学と美作大学短期大学部では、地域に開かれた大学をめざして、どなたでも受講できる公開講座を毎年開催しています。どうぞ、土曜のひと時、美作大学生になってみませんか。ふるってご参加ください。