調理師会の学生が親子クッキングを開催 ~夢門塾ゆうゆう津山の子どもたちと交流~
2025年05月28日 美作大学調理師会
5月6日(火)、美作大学調理師会の学生が、放課後等デイサービス「夢門塾ゆうゆう津山」に通う子どもたちとその保護者を対象に、「親子クッキング」を開催しました。
この取り組みは、「夢門塾ゆうゆう津山」様よりご依頼をいただき、子どもたちに調理の楽しさや食への興味を持ってもらいたいという願いを受けて実現しました。調理師会の学生たちは、地域の方々に「食の大切さ」や「食を通じた交流の魅力」を伝える機会として、本イベントを企画・運営しました。
当日は、親子で楽しめるメニューとして「手作りピザ」と「手作りゼリー」を用意。学生たちは、家庭でも簡単に調理できる内容や所要時間、作業工程などを何度も試作し、参加者が楽しめるよう入念に準備を重ねてきました。
イベントには8組の親子が参加し、「夢門塾ゆうゆう津山」の職員の方々にもご協力をいただきながら進行しました。同施設には、美作大学の児童学科や社会福祉学科の卒業生も勤務しており、学生時代の学びを生かして地域で活躍する姿が見られました。
参加した親子は、終始笑顔で会話も弾み、予定通りに料理を完成しました。ピザやゼリーに加えて、調理師会の学生が用意した特製ミネストローネもふるまわれ、「ピザ作りが楽しかった!」「どれも美味しい!」といった感想が寄せられました。
調理師会代表の森尾朱音さん(食物学科4年/鳥取県米子南高等学校出身)は、「地域の皆さんと交流し、食の楽しさを伝える貴重な機会となりました。イベントの企画や食材準備なども含め、自身のスキルアップにつながる良い経験ができました」と話してくれました。
美作大学調理師会は、2021 年に調理師免許をもつ食物学科の学生たちで立ち上げられたサークルで、料理コンテストなどで受賞経験をもつ学生が所属しており、イベントなどに出店し地域に「食」の魅力を発信しています。
「岡山県内の食材を使用した料理を提供し、食を通じて県北を始めとした岡山県の魅力を発信したい」という思いで、地域住民に「月一ランチ」提供、国家試験の合格を祈願したばら寿司の提供、地域の栄養教室の講師を務めるなど、幅広く活躍をしています。
その他、RSK山陽放送「らくウマ☆キッチン」に生出演、山陽新聞「ふるさと点描岡山学」など、メディアにも多数出演しています。
様々な活動が認められ、2023年にはサークルからクラブに昇格し、活動の幅を増やして活発に活動しています。