食品ロス削減サークル「もったいないマルシェin PLATPORT」開催!地域住民と食品ロスについて考える
2025年02月10日 食品ロス削減・フードバンク
2月9日(日曜)、美作大学食品ロス削減サークルが主催する「もったいないマルシェ」が、岡山トヨタ「PLATPORT」(津山市押入)で開催されました。
このイベントは、フードドライブ(※家庭やお店で余った食品を集め、必要としている人や施設に届ける活動)で集まった食材を活用し、サークルの学生たちが調理した料理を地域の方々に提供するもので、食品ロス削減への意識を高めることを目的としています。
昨年10月にも本学内で「もったいないマルシェ」を開催しており、学外での実施は今回が初めての試みとなります。
当日は地域住民や大学関係者など約20名の参加者が集まり、和やかな雰囲気の中で開催されました。
提供された料理は、素麺・小麦粉・野菜を使った「そうめんちぢみ」、スナック菓子を活用した「ポテトサラダ」、オレンジジュースを使った「パウンドケーキ」、いわし缶とトマト缶を使用した煮物、具だくさんの「もったいないビーフシチュー」など、バラエティ豊かな23品がバイキング形式で提供され、参加者は料理の多彩さに驚きながら食事を楽しみました。
食品を提供した参加者からは、「学生のアイデアに驚いた」「それぞれの食材の活用方法を学ぶことができた」といった声が寄せられました。
食事の後には、学生による食品ロス削減に関する講話が行われました。講話では、日本の食品ロスの現状や、「3010運動」(食事会で最初の30分と最後の10分を意識的に食べる取り組み)などについて紹介。さらに、事業系廃棄と家庭系廃棄の量についての説明があり、「買いすぎない・作りすぎない・食べ残さない」というスローガンを全員で復唱し、食品ロス削減への意識を深めました。
参加者からは、「家族で参加しましたが、子どもたちも勉強になり、家庭でも食品ロス削減を意識したいと思いました」「集まった食材から、こんなに素晴らしい料理ができることに驚きました。学生の皆さんの発想力と活動への思いに感激しました」といった感想が寄せられました。
サークル代表の山崎友音さん(食物学科3年)は、「多くの食品を提供してくださった方々に心から感謝しています。今回も食品ロス削減に関心を持ってもらえるよう、一生懸命メニューを考えて調理しました。このイベントがきっかけとなり、少しでも食品ロスが減っていくことを願っています」と話しました。