本学における新型コロナウイルス感染防止対策について(第13報)(“新型コロナウイルス感染に関する緊急警報”解除と第6波への備え)
2021年10月12日
本学における新型コロナウイルス感染防止対策について(第13報)
(“新型コロナウイルス感染に関する緊急警報”解除と第6波への備え)
美作大学・美作大学短期大学部
学長 鵜﨑 実
新型コロナウイルス感染は、昨年11月から第3波、第4波、第5波とほぼ1年間にわたり、学生、教職員の健康にとっての大きな脅威となっていました。本学では昨年10月26日に第3波の本格的な感染拡大を前に、『本学独自の緊急警報』を学内に出し、感染防止のために全学を挙げて対策を強化してきました。この間、既報のように4名の学生が感染しましたが、キャンパス内での感染事例は一つもありませんでした。本学関係者の皆様のご協力並びにご尽力に対して心より御礼申し上げたいと思います。また感染した学生についても幸い症状は軽く快癒しています。
現在、図示したように全国の新規感染者数は、昨年10月の緊急警報発令時を下回っており、また本学周辺地域の感染も落ち着いた状況にあります。加えて本学の学生、教職員のコロナワクチン接種率もすでに8−9割に達しています。以上の状況を踏まえて、およそ1年間の長期にわたった『新型コロナ感染に関わる緊急警報』を一旦解除したいと思います。それに伴い、クラブ・サークルなどの学生活動や学外の皆様の本学施設利用に関するいくつかの制限を緩和致します。
しかし、今後、第6波の感染拡大が危惧されているところでありますので、本学で培ってきた感染防止の基本行動については引き続き継続します。今後の感染防止対策の概要は以下の通りとなります。感染対策は今後も
1.キャンパス内へのウイルス侵入の阻止(水際防除)
2.キャンパス内での感染防止対策(学内感染防止)
の2つの視点から取り組みます。
1. 本学へのウイルス侵入の阻止(水際防御)
(1)「1週間、10万人当たりの新規感染者数」の指標において感染爆発地域(Stage4)及び感染
急増地域(Stage3)への訪問・滞在に関して
① 上記地域への不要不急の訪問、滞在の自粛をお願いします。
② やむを得ない事由により訪問・滞在した場合は現地で感染防止行動を厳守してください。
③ 上記地域への訪問・滞在から帰着後、勤務や通学に際しては帰着後すぐ及び72時間後に、
抗原検査を行ってください。
なお、抗原検査キットは本学所定のもの(信頼性のあるもの)を使用してください。
(2)感染爆発地域または急増地域から集中講義や講演等のために来学される非常勤講師や講師の皆
さんにはキャンパスに入構する際に、抗原検査をお願いします。
2. キャンパス内等で感染の可能性をなくすための対策(学内感染防止)
(1)キャンパス内外を問わず必ずマスク着用
1)キャンパス内はマスク着用厳守とします。マスクをせずに、キャンパス内に入ることや授業
を受けることはできません。
2)学外でもマスクの着用を厳守してください。
(2)学生自身の健康管理
1)毎日、健康記録管理システムに入力してください(大学で健康状態を把握します)
2)手指消毒、手洗い・うがいを励行してください。
3)少しでも普段と異なる何らかの症状*がある場合は、すみやかに病院を受診してください。
*発熱(37度以上)、味覚障害、悪寒、倦怠感、頭痛、全身の痛み、関節痛、咽頭痛、咳、
鼻水、鼻づまり、嗅覚障害、下痢が続くなど普段と異なる症状
4)PCR検査等の対象となった場合は、大学(担任、学生課)に必ず連絡してください。また検
査結果が判明後は、すみやかに報告をお願いします。
(3)授業実施上の対策
1)授業は、3つの密(密集・密接・密閉)が重ならない条件下で実施します。
各教室の換気状況を二酸化炭素濃度測定器によって確認します。
1000ppmを超えた場合はブザーがなりますので、ただちに換気を行います。
2)受講時には各教室の入り口にある消毒用スプレーで手指消毒をしてください。
3)抗菌塗料による机、教卓のコーティングを実施します。
4)研究室、学生ホール等、ゼミや自習で使う場所へはパーティションを設置します。
(4)コロナワクチン接種推進センターの設置
すでに学生の82%、教職員の90%が2回のコロナワクチン接種を完了していますが、未接種者
で今後接種を希望する学生、教職員に対して接種をサポートします。学生は学生課、教職員は
総務課が相談窓口となります。
(5)学内施設利用について
1)食堂、学生ホール、ジュネスホール、教室等の共有スペースでは飲食中の会話を控えてくだ
さい。
2)学内バーベキューコーナーの使用を禁止します。
(6)クラブ・サークル活動などについて
1)3つの密(密集・密接・密閉)を避けてください。
2)各クラブ・サークル等のそれぞれ活動形態により感染防止策をもち、そのもとで活動を行っ
てください。
3)お菓子などを食べながらの会合などは控えてください。
(7)キャンパス外において3つの密の回避及び飛沫感染の防止
1)ライブハウス、カラオケ店など三密となりがちな施設へは立ち入らないようお願いします。
2)多人数での会食やコンパは自粛してください。
(8)アルバイトについて
感染症予防対策が取られていない飲食・居酒屋及び接客系アルバイトの自粛をお願いします。な
お、予防対策が取られていないアルバイト先に勤務している場合には登校を制限する場合があり
ます。
(9)学外からの来学について(依頼)
1)体調不良(発熱、咳等)の方の来学はご遠慮ください。
2)マスク等の着用をお願いします。
3)来学の折には、事務室受付で検温と手指消毒の上、本学所定の問診票への記入をお願いしま
す。なお、大学事務室前、新白梅寮の玄関にサーモグラフィを設置します。
最後に
1)心のケアについて
新型コロナウイルス感染に関する学生個々の不安に対応するため、担任や学生相談室「ことりの
森」(公認心理師)、健康保健センター、学生課、教務課を中心として、心の健康を守るケアに
取り組みます。
2)「本学における新型コロナウイルス感染防止対策について」は、感染状況が刻々と変化して
いますので、適宜に見直しを行い、情報を開示いたします。