津山市議会議員との意見交換会を開催しました
2017年10月23日 お知らせ
10月21日、本学にて津山市議会議員との意見交換会を開催いたしました。本企画は、津山だけでなく高知、沖縄など様々な地域から集まる本学の学生から意見を聞き、今後の市議会運営に活用することを目的に開催したものです。津山市議会がこのようなイベントを本学と開催することは、今回が初めてです。
この日は、津山市議会議員20名と学生32名が4つのグループに分かれて、『「魅力あるまちづくりを目指して」~若者が期待すること~』をテーマに、津山について肩を並べて話し合いました。
学生からは「公共交通が少ない」「若者向けの施設が少なくて遠い」など生活についての内容の他に、「市の福祉事務所でも実習を受け入れてもらえるようにして欲しい」「保育士の待遇や環境をよくしていくことはできないか」「子どもの貧困についての活動が少ないように感じる」「津山に人が集まる様なイベントや企画を考えていますか」といった、専門職を目指す学生としての要望や、津山の将来についての意見が投げかけられ、それぞれの話題について委員会などで取り組んでいる議員から「保育士の環境改善については10年以上前から市では取り組んでいて、国もようやく気づいたのでこれから徐々に進んでいくと思う」「助けが必要な子どもについては、小学校の中で取り組んでいるところはあるが、それ以外については把握しきれていないところもある。担当部門とあらためて一緒にやっていきたい」など説明をいただいたり、今後の改善点として認識いただきました。
また、授業で市議会を傍聴したことがある学生から「議場で真剣に話している人もいれば、そうでないように見える人もいて、ちょっとどうかと思いました」と率直な発言が飛び出し、進行役の議員が苦笑を浮かべつつも議会や議員の役割について説明される場面もありました。
意見交換会を終え、学生は「政治家の方に何か言いに行くというのは学生にとっては敷居が高いですが、今回のように皆さんの方からお話を聞きに来てもらえると、とてもありがたいと思いました」「生活していて不満に思うことがありましたけど、今日説明していただいて議会や市の皆さんも努力されているということがわかりました」などと感想を話していました。
議員からは「県外から来た、特に若い方の意見を直接聞ける機会はなかなかないので、とても貴重な意見を聞くことができた」「実習の受け入れ体制が、地元でありながら他の地域に比べて遅れている部分があることがわかった」「これだけの数の学生から直接話を聞けるというのは、とても助かる。すばらしい時間だった」との感想をいただきました。学生と議員の皆さんそれぞれにとって多くの収穫を得た時間を提供することができ、本学にとっても非常に有意義な会となりました。