1年次セミナーにて、性感染症に関する講演会を実施しました
2017年08月09日 お知らせ
8月8日、全学科合同の1年次合同セミナーにて、大学・短大の1年生全員が性感染症についての講演を聴講しました。「1年次セミナー」は、初年次教育を目的として、大学での授業の受け方からレポートの書き方、プレゼンテーションの方法、キャリア教育やキャリアデザイン、生活に関する事柄などを学ぶ本学独自の科目で、すべての学科の1年生全員が通年で受講しています。
その「1年次セミナー」の中で年に2回、全学科合同でセミナーを開講しており、この日は、国際ソロプチミスト津山のご協力により、岡山県環境保健センターの岸本寿男センター長を講師にお迎えし、「性の健康を守ろう!」~人生をより輝かせるために~と銘打って性感染症の現状についてお話いただきました。
講演では、エイズの他にクラミジアや梅毒等の性感染症についても解説されました。岡山県では近年これらが増加傾向にあり、東京・大阪に次いで感染率が高い状況にあります。「東京や大阪はわかるけど、まさか岡山県がこんなに上位にあるなんてビックリでした」と、特に岡山県出身の学生は驚きを隠せないようでした。
さらに、「名前は聞いたことありましたけど、意外と知らないことが多くて勉強になりました」と話す学生もいた梅毒については、20~30代が岡山県内発生数の約半数を占めており、患部の写真がスリーンに映し出されると、険しい表情を見せる学生も見られました。
岸本氏は、「どうか性の健康を守り、人生をより輝かせてください。今はネットでいろいろな情報がありますが、いい加減な情報もたくさんあります。気をつけるべきことは気をつけて、楽しい学生生活を送ってください」と、学生へのメッセージで講演を締めくくられました。
講演を聞いた社会福祉学科の学生は、「性の健康について、知らないことがまだまだ多かったです。将来社会福祉士になったら、こういう病気にかかってしまった人の支援をするかもしれないので、その時に少しでも思い出せるようにしておきたいです」と、この日の講演を自分だけでなく、これから関わっていく専門分野にも活かしていきたいと話していました。