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令和3年度 美作大学公開講座「酸化ストレスと生活習慣病-食習慣」を開催 

2021年10月27日 イベント

美作大学と美作大学短期大学部では、地域に開かれた大学をめざして、どなたでも受講できる公開講座を毎年開催しています。

 

10月23日(土曜)に令和3年度4回目 本学 食物学科 渡邉理江准教授を講師として「酸化ストレスと生活習慣病-食習慣」のテーマで開講し、17名が受講いただきました。

 

公開講座の様子

 

渡邉理江先生は本学食物学科で生化学Ⅰ.Ⅱなどの科目を担当されています。この講座では生体の酸化ストレス(酸化ストレスとは、生活習慣、病気の存在、ストレス、老化等の様々な原因により、体を傷つける活性酸素の産生が過剰となり、それを消去する抗酸化能とのバランスが崩れた状態)が発生するメカニズムと酸化防止を生活習慣や栄養面から防止する策を教えていただきました。

 

渡邉理江先生の写真

 

まずは生体の酸化について、体内で活性酸素が発生する仕組みや働きを教えていただき、次に酸化ストレスが生じる要因を教えていただきました。
そして、AGEs(Advanced Glycation End products)終末糖化産物についてイラストを用い、わかりやすく説明されました。AGEsは、食事などで過剰に摂取した糖とヒトのカラダを主に構成しているタンパク質とが結びつくことで産生・蓄積され、糖尿病合併症をはじめとする種々の疾患発症・進展に関係すると考えられています。AGEsは、体内に生成される場合と食べ物から体内に入る場合があり、AGEsが多い食品・少ない食品を上げられ、参加者たちは身近な食べ物について興味深く聞いていました。
最後に抗酸化剤の説明があり、抗酸化物含有野菜である菜の花や紫キャベツなどの紹介がありました。バランスの取れた食習慣と適度な運動・ストレス発散を心がけた生活習慣を大切に日々過ごしましょうと締めくくられました。
講義後も参加者からのたくさんの質問があり、ひとつひとつの質問に丁寧に答えられていました。

 

美作大学公開講座は、引き続きみなさんに楽しく学んでいただけるような講座を企画していきますので、お楽しみに。

 

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