9月11日(木曜)本学で、教職員を対象にSD研修「ハラスメント防止研修会」を実施し、教員40名・職員32名の合計72名が参加しました。
講師には、岡山大学ハラスメント等相談室の松山尚美氏をお招きしました。
研修では、ハラスメントを起こす背景に「自分ではハラスメントと思っていなかった」「昔はあたりまえだった」といった意識のずれがあることが紹介され、誰もが安心して学べる教育環境を守るためには、正しい理解と日頃の行動が大切であると学びました。
特に大学におけるアカデミックハラスメントについて事例を交えながら解説が行われ、参加者は「指導」と「パワハラ」のボーダーラインや、無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)が与える影響について考えを深めました。
・ハラスメントとは何かを理解し、予防の重要性を知る
・学生への接し方や指導方法を振り返る
・自分自身が加害者にならないための心構えを持つ
・学生が被害を感じた際に「見て見ぬふりをせず相手に寄り添い介入する」行動をとる
など、松山先生より事例を交えながらわかりやすく解説いただき、参加者した教職員は普段の行動と照らし合わせながら学びを深めました。
参加者からは、「グレーゾーンや事例を具体的に学べたことで、日常の業務を見直すきっかけになった」「安心して学べる環境づくりに努めたい」といった声が寄せられました。
本学では今後も、教職員が互いに尊重し合い、学生にとって安全で学びやすい環境を維持できるよう、研修を継続していきます。