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「SDGsと私たちの生活」堀江正彦氏による特別講義を開催

2021年11月20日 イベント

11月15日(月曜)、大学食物学科と大学社会福祉学科合同の「地球環境論」(担当:下池先生)にゲストティーチャーとして堀江正彦氏をお招きし、「SDGsと私たちの生活」をテーマに特別講義を開催いたしました。

 

講師の写真

 

堀江氏は、地球問題を担当する特命全権大使などを歴任された後、2021年9月まで国際自然保護連合(IUCN)の理事として、日本国内だけでなく世界中で活躍されていました。

駐マレーシア大使時代には、マレーシア日本国際工科院(MJIIT)の開校に大きく貢献されました。

現在は明治大学学長特任補佐、京都大学特任教授、筑波大学客員教授等を務められています。

 

津山市出身ということもあり、2012年に本学で「人づくり」をテーマに特別講義「白熱教室」を行った際に本学学生の反応が大変良かったということで、2018年にも特別講義が行われ、この度3回目の講義となります。<2012年5月の講義の様子><2018年11月の講義の様子>

 

講師の写真

 

この度は、「SDGsと私たちの生活」を演題とし、地球温暖化や、SDGsが生まれるに至った話とともに、若者としてそして市民・消費者として何ができるのか、何をしなければならないのかに関して、食料問題や里山・地域循環型社会の構築などをテーマに講義をしていただきました。

 

 

 

まず、地球の気温が100~150年間で、約1℃上昇している状況を説明され「たかが1℃と考えてしまうかもしれないが、これを人間の身体で考えてみてもらいたい。体温が1℃上昇するだけで体調に大きく影響が出てくる。これが地球規模で起こっていることになる」と、地球温暖化の深刻さを指摘されました。

また、地球温暖化の影響でグリーンランドの氷が5320億トン溶け、海面が上昇していること、また、世界的に洪水被害が増えていること等、相次いで発生している災害被害についても説明されました。

 

さらには、地球は生物多様性の喪失という問題もかかえており、人口増加に比例して絶滅危惧種が増加しており、その数は約2万種にものぼると話されました。

 

講義の様子

 

その他、食料自給率、食品ロスの話題にも触れ、「日本の食べ物は海外に依存している。コンビニの便利さが資源消費を加速しており、日本では年間約621万トンの食品ロスが出ている」と指摘され、食品ロスを削減するための国内法等の説明がありました。

 

また、SDGsの17の目標に向けて、1つの目標を達成するために他の項目が疎かになっているといったケースも見られることを指摘され、「包括的な目標達成を目指し、地球を守っていく必要がある」と訴えました。

 

講師の写真

 

最後に堀江先生は、

地球と人類を救う方策として、「市民がライフスタイルを変えていく」「企業が経営理念の中にSDGsを加味していく」「政府が企業や市民の行動形態を促進させるような政策を行う」ことが必要であると強調し、講義を締めくくりました。

 

 

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