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「脳のはたらきと食べ物」と題して、脳の充実と働きに食べ物が大きくかかわっていることについて解説する~美作大学公開講座 (全5回)~

2019年11月13日 公開講座

『令和元年度 美作大学公開講座(全5回)』のうち延期されていた第3回目の講座を11月9日(土曜)に美作大学において開催しました。

今回は、栄養学科の栗脇淳一教授が講師を担当し、「脳のはたらきと食べ物」のタイトルで実施しました。

 

まず、先生がこれまでに取り組んできた栄養神経科学等に関する研究、成果などを紹介され、脳の構造や機能局在、神経の働きなどについて説明をされました。

 

講演中の栗脇先生 受講生の様子

 

そして、脳の健康と栄養とのかかわりについて、脳の固形成分の約60%は脂質であることや、たんぱく質の枯渇が神経細胞に与える影響などを食品例を具体的に示しながら解説され、また脳との上手なかかわり方として記憶の場である海馬の細胞は運動することにより新生することや、記憶はREM睡眠時に大脳皮質に定着して長期記憶になることなどを紹介されました。

まとめとして、脳の健康に必要なものは、バランスの取れた食事と適度な運動、質の良い睡眠であり、脳の健康を維持することはこれからの人生を豊かにするためにも重要であると述べられました。

 

講座の途中において、頭の体操を取り入れるなど、講座を飽きさせることがないよう工夫をされ、また話の内容をわかりやすく、具体的に説明され、受講された市民の皆様は興味をもって聞き入っておられました。

受講生の様子

 

今年度は、『これからの「食」と「子ども」と「福祉」を考える』をテーマとして全5回開講しました。

受講いただいた方は年齢や性別などさまざまでしたが、市民のみなさんに対して「美作大学で学生が学んでいる理論や知識、話題をわかりやすく伝えることができた」と感じました。

 

長谷川副学長から説明の様子

 

美作大学公開講座は、美作大学と美作大学短期大学部が、地域に開かれた大学をめざして、どなたでも受講できる講座を毎年開催しています。

来年度もみなさんに楽しく学んでいただけるような講座を企画しますので、お楽しみに。

<2019年度公開講座詳細はこちら>

<第1回目の様子> <第2回目の様子> <第4・5回目の様子> 

 

岡山県生涯学習大学連携講座の看板

 

なお、本学公開講座は「岡山県生涯学習大学連携講座」として開催しています。

詳細はこちらへ

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