学生がベトナム訪問を訪問し日本の文化を伝える~“日本語パートナーズ”派遣事業~
2019年11月07日 イベント
9月17日から9月26日までの10日間、美作大学の学生5名が国際交流基金(東京)主催の「日本語パートナーズ短期派遣」事業を通じて、ベトナムのダラット市とホーチミン市を訪問し、現地の日本語を学ぶ中学生や大学生と交流活動を行ってきました。本事業での美作大学生の派遣は、今年で3回目となります。
この度も<前回(2月24日~3月3日)の訪問>と同様に、包括連携協定を結ぶ美作市からの依頼を受け、美作市に在住する学生を含んだチームを結成して応募。面接とプレゼンテーションなどによる選考を見事に通過し、採用となりました。
ダラットでは2つの大学、ホーチミンでは3つの中学校にて計12回授業を行いました。
メンバー全員の特技(剣道、書道、箏、三味線)を活用し、生徒全員を巻き込んだアクティブな授業を行いました。また、オリジナルで作った「動作かるた/ひらがなかるた」は、生徒たちが今までの勉強した成果を発揮できる、とてもいい教材になりました。
初日の授業では想定外の人数と教室環境に戸惑いを隠せませんでしたが、ベトナムの生徒たちは、美作大学生の話を興味を持って見聞きし、積極的に授業に参加してくれました。
また、授業後には歌、ダンス、ベトナムの伝統楽器の披露、お菓子やプレゼントをいただくなど、たくさんのおもてなしを受けました。
活動を通して、ベトナムの生徒たちは日本愛が強いということがとても伝わってきました。
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参加した学生より
活動で工夫をしたことや苦労したこと
体験活動を多く取り入れており、教室環境や人数、授業の盛り上がりと進み具合などにより、変更は常につきものでした。最初は不安や緊張、焦りが多くありましたが、授業回数を重ねるごとに自信がつき、少し余裕を持つこともでき、急な変更にも早急に対応できるようになりました。
また、私たちが意識していたのは、「やさしい日本語」の伝え方です。反省会で、難しい言葉はなかったか、伝わった・伝わらなかった言葉を共有し、改善に努めました。通訳の方やスタッフの方からもアドバイスもいただき、アイコンタクトやジェスチャーの大切さにも改めて気づくことができました。全員が参加できていると体感してもらえるよう、質問の投げかけ方を工夫したり、メンバーの立ち位置を見直したり、手が空いているときには生徒の側で一緒に学ぶよう心がけていました。
印象に残ったことや気づきがあったこと
短期ならではの立て続けの授業で、即準備・即片付け・即移動・即改善と忙しさがあったからこその充実感も得られました。また、短い時間での授業だったのでメンバーが協力し合って一コマ一コマを大事に授業をすることができました。
ベトナムの生徒は、授業で出てくる言葉を全て覚えることは難しいと思いますが、一生懸命努力し、取り組もうとしている姿を見ることができましたし、「日本文化に触れあえて楽しかった」との感想も聞けて嬉しく思いました。
この活動を今後どのように活かしていきたいか
今回の活動を機に、ベトナムのことはもちろん、美作市の魅力を再認識することができたので、その点もSNS等を用いて、情報発信していきたいです。そして、家族や友人が美作市へ訪れた際、私たちが案内人として美作市の紹介をしたいです。
今回、日本語パートナーズとしてベトナムで活動することができて本当によかったです。
私たちの活動を支えてくださった皆さま、ありがとうございました!
<集合写真で「せーの、みまっぱ!」>
今回の美作大学チームの活動内容については、本学で報告会を行う予定です。(報告会の日程等が決まり次第、ホームページで告知します。)
今回の参加者
大塚友暉さん(児童学科3年/高知県高知農業高出身) ※リーダー
藤原大智さん(児童学科2年/島根県出雲高出身)
小林 巧人さん(児童学科2年/岡山県林野高出身)
橋本 陽穂さん(児童学科2年/岡山県城東高出身)
倉地萌笑さん(食物学科2年/岡山県津山東高出身)