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第6回「介護ロボット研究会」を開催しました。
2019年11月22日 地域生活科学研究所
11月16日(土曜)に会員19名が参加して、美作大学において第6回「介護ロボット研究会」を開催しました。
今回の会議においては、まず株式会社ジャロックのキャタピラー付台車『キャリーランナー』等を会場に持ち込んでもらい、その機能やコンセプト等について説明を受けたのち、実際に操作性や使い心地などを体感しました。
数センチ程度であれば、段差を乗り越え、また振動も抑えることができ、課題もあるが将来的には介護用ロボット分野での利用、応用などが期待できるという意見が出されました。
次に、岡山県立大学 原野氏から「高齢者の排泄の現状と課題~ロボットへの期待~」というテーマで発表があり、排泄のしくみや排便トラブル、尿の異常などから、排泄ロボットに求めたいものなどについて説明がありました。
一言で「排泄ロボット」といっても、尿意便意を覚知、ベッドから立ち上がる、トイレへの移動、衣類の着脱、姿勢保持などいろいろな機能や行動が含まれるため、求める機能も多岐にわたることがわかりました。
介護ロボット研究会は、本年1月の発足以来、隔月で会議を開催し、今回で第6回を迎えました。毎回、会員のそれぞれの立場・経験等を踏まえた発表や、介護施設の見学、介護機器のデモ等を行って、情報の共有を諮り、今後の方向性などを探ってきました。
意見交換では、則次会長から研究課題や活動の方向性について提案があり、次回以降は必要に応じてワーキンググループを作るなど、具体的に課題を設定して取組んでいくことが話し合われました。
次回の研究会は、令和2年1月25日(土曜)に開催することを確認して閉会となりました。
※研究会への参加のお申込みやご意見は、地域生活科学研究所(TEL:0868-22-7718/Email:soumu@mimasaka.ac.jp/担当:光井・和田)まで