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沖縄県人会が「慰霊の日」に合わせて黙とう/創作劇「時をこえ」を上演

2024年06月25日 沖縄県人会

6月23日(日曜)、「沖縄慰霊の日」に沖縄県人会の学生が正午から1分間、沖縄の方角に向かって平和への祈りを込めた黙とうを捧げました。

 

 

沖縄では1945年4月に米軍が本土へ上陸し、住民も戦闘に巻き込まれ、20万人以上が犠牲となる国内最大の地上戦となりました。6月23日は大戦の終結した日とされ、沖縄の平和祈念公園では毎年、戦没者追悼式が行われています。

この黙とうは悲劇を繰り返さないために平和について考え、多くの人に「慰霊の日」を知ってもらうために2014年から始まり、今年で11年目となります。

 

 

 

この日は美作大学第1回オープンキャンパスも行われており、全体会の会場にて参加者の皆さまにも一緒に黙祷をしていただきました。

6.23実行委員会委員長の大城里音さん(食物学科2年/沖縄県糸満高校出身)が「戦争で亡くなったすべての方々のご冥福と、世界の恒久平和を願い、お祈りします」と述べ、沖縄の方角に向かって1分間静かに目を閉じました。

 


 

また、同日本学体育館にて、沖縄県人会の1・2年生28人による沖縄戦をテーマにした創作劇「時をこえ」が上演されました。

地域の方々やオープンキャンパスに参加した方もご来場くださり、約350人が戦争の悲惨さや平和の尊さを改めて心に刻みました。

 

 

 

この取り組みは、沖縄県出身の学生が岡山で「沖縄慰霊の日」があまり知られていないことに驚いたことから始まり、多くの人々に「慰霊の日(6月23日)」を知ってもらい平和の尊さを伝えようと2013年から毎年創作劇の上演をし、今年で12年目を迎えます。

 

ひめゆり学徒隊として動員された主人公が当時の悲惨な経験を孫に語るストーリーは、6.23実行委員会のメンバーが実際に「ひめゆり平和祈念資料館(沖縄県糸満市)」を訪れ、沖縄戦を体験された方の手記を読み作成しました。

4月下旬から授業の合間をぬって、始業前・昼休み・放課後と練習を重ね、本番に挑みました。

 

 

幸せだった日常が豹変する様、ガマと呼ばれる洞窟の中で苦しみから人間性を失っていく人々、大切な家族を失う悲しみを迫真の演技やダンスで表現しました。

最後に平和への祈りを込め、出演者全員で大迫力の伝統舞踊「エイサー」を披露し、会場は感動に包まれました。

 

 

 

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