沖縄県人会が高陽中学校の生徒と“平和集会”などで交流
2020年12月07日 沖縄県人会
12月3日(木曜)、赤磐市立高陽中学校で開かれた平和集会で、本学沖縄県人会の学生19名が「エイサー」の披露や交流会などを行いました。
この度、新型コロナの影響で沖縄県への修学旅行を中止した高陽中学校は、代替行事として校内で『平和集会』を実施することにしました。そして、香山浩一郎校長が、以前の赴任先で出会った沖縄県出身の本学卒業生(栄養教諭)がとても好印象だったことを思い出し、美作大学沖縄県人会へ協力を依頼することに決まり、この取り組みが実現しました。
始めに、沖縄伝統舞踊の『エイサー』を3曲披露し、生で見る『エイサー』の迫力に会場は沸きました。また、中学生たちに振り付けを教え、音楽に合わせて一緒に踊りを楽しみました。
その後、沖縄にちなんだ〇、✖クイズで交流を深め、沖縄県人会の学生たちが各グループに分かれて、「進路選択」や「平和学習」をテーマに座談会を行いました。
中学生たちは、普段関わることのない沖縄出身の学生に興味深々で、沖縄の文化や習慣、大学生活について沢山の質問をぶつけていました。
学生たちは、今まで学んできた戦争の体験談や悲惨さを伝え、故郷を離れて感じる親への感謝の気持ちなども語っていました。
平和集会では、太平洋戦争末期の沖縄戦で亡くなった人へ黙とうをささげ、中学生の代表が「戦争の真実と向き合い、平和な世界をつくる」と誓いの言葉を述べました。
最後に沖縄県人会へ、手作りのピースボードの寄贈や平和を願う高陽中学校オリジナル曲の披露があり、温かい雰囲気で交流会は終了しました。
- 沖縄県人会会長の呉屋廉太さん(児童学科3年/宜野湾高校出身)のコメント
「この取り組みが、中学生たちにとって平和に考えるきっかけになれば嬉しく思います。今年はコロナ禍でエイサーを披露する場がありませんでしたが、このような機会を与えてくださった高陽中学校の皆さまには感謝いたします。」