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~沖縄戦語り継ぐ~沖縄県人会創作劇「時をこえ」上演し、約300名が観劇

2023年06月27日 沖縄県人会

6月25日(日曜)、本学体育館にて沖縄県人会の1・2年生32名が、沖縄戦をテーマにした創作劇「時をこえ」を上演しました。地域の方々、学生や教職員約300人が観劇し、戦争の悲惨さや平和の尊さを改めて心に刻みました。

 

劇の様子  劇の様子

 

この取り組みは、沖縄県出身の学生が岡山で「沖縄慰霊の日」があまり知られていないことに驚き、多くの人々に「慰霊の日(6月23日)」を知ってもらい平和の尊さを伝えようと2013年から毎年創作劇の上演をし、今年で11年目を迎えます。

県人会のメンバーは、6.23実行委員会を結成し、3月上旬から「沖縄県平和祈念資料館(沖縄県糸満市)」を訪れ、沖縄戦を体験された方の手記を読み、当時の写真・映像などを見て台本づくりをはじめました。4月下旬から授業の合間をぬって、始業前・昼休み・放課後と練習を重ね、本番に挑みました。

 

 

劇の様子  劇の様子

 

今回の劇は、戦没者の遺骨収集に取り組む女子大学生が、岡山の新聞記者に祖父母の戦争体験を伝える場面から始まり、おだやかな日々を過ごす人々が戦争に巻き込まれていく様子を描いています。

逃げ込んだガマ(洞窟)に手りゅう弾を投げ込まれ多数の教え子を失った祖母の無念さや、ガマを警護中に赤ちゃんが泣きやまず敵に見つからないよう殺さざるを得なかった祖父の苦悩を迫真の演技で訴えました。

 

劇の様子  劇の様子

劇の様子  劇の様子

  劇の様子

 

 

最後に、「命は他に変えることのできない大切な宝。悲劇は繰り返してはいけない」というメッセージと、出演者全員での大迫力の伝統舞踊「エイサー」を披露し、会場は感動に包まれました。

 

 劇の様子 劇の様子

 

  • 6.23実行委員会委員長 島袋和香さん(食物学科2年/沖縄県沖縄水産高校出身)のコメント

「ご観劇いただいた皆さま本当にありがとうございます。戦争経験者が少なくなった今、若い世代も戦争を語り継ぐ責任があると思います。これからも沖縄県人会は創作劇を通して平和の尊さを伝えていきたいです」

 

劇の様子

 

劇の様子

 

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